原題 The Light of the Oracle
ヴィクトリア・ハンリー 著 杉田七重 訳 星樹 イラスト
お勧め度★★★★☆(面白かったです!)
オラクルの光の後編。
前編が結構気になるところで終わったのであまり間を開けずに読み始めたら、一気に読んでしまいました。
ハゲワシに選ばれた巫女クレアの呪いにより預言ができなくなってしまったブリン。そのブリンを助けるために大神官のもとクレアとペアリングして預言を行うキラン。そして彼らを助ける友人たち。
この、登場人物たちの友情と愛情がジュブナイルとしてリアルで暖かくて、読んでいてほほえましかったです。
最初のほうはどろどろしつつも穏やかにお話が進むのですが、ブリンとキランがオラクル寺院を出てセリッドの滞在する街を訪れ、彼らの運命が交錯した時から、いろいろなことがたたみかけてきてすごく面白かったです。
ジュブナイル向きのファンタジーとしてはとても面白いと感じました。著者の他の作品と併せてゆるやかな三部作になってるらしく、こちらも読んでみたいと思わせてくれた作品です。
少女小説ちっくなファンタジーが読みたい方には特におすすめ。
以下は追記でネタばれの感想です(今度からこういう形式にしてみることにしました。)
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何というか最初はキラン超がんばれと思いました。
好きな女の子を助けるために嫌いな女の子と共同作業するとかすごく健気だと思います。
あとこの話は脇役もみんなかわいくて光ってると思いました。
私が好きなのはジェイシンタとブロックとランス。
ブロックはキランの親友ってポジションもおいしいよね。超庶民なのに高貴なるフクロウに選ばれて、何か最終的にそれと知らず次期大司教になっちゃうあたりおいしいところ取りだと思いました。こういうキャラは嫌いじゃない!
ランスは奥さんのセリッド大好きで、本当に普通の大工だったけど可愛かった。
だからセリッドとランスが(さんざん示唆されていたとは言え)しんじゃったのは悲しかったです。
ドーンも憧れの吟遊詩人とラブ・ロマンスできて何より。
そもそも誰も一緒に踊ってくれないと嘆くドーンと踊ってあげるキランの優しさと友情に惚れる。
なんだかすごく大団円なんだけど、こういう大団円は好きです。
なかなか印象的な一冊でした。
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