あさのあつこ著
お勧め度★★★★☆(文句なしに面白いです。でも一冊目なのでこれくらいで)
バッテリーの著者として有名なあさのあつこさんの別シリーズです。
児童書じゃないよね…ティーンズ向けの本でしょうか。
思い出して久しぶりに再読したらとても面白かったです。さすがあさのさん。
No.6という理想的な都市に住み、そこで最高級の待遇を受けて育った少年紫苑。
12歳の誕生日に彼はネズミと呼ばれる少年に出会う。この出会いが、お互いの運命を大きく変えるものだった!
という話。
管理されて成り立つ理想社会に疑問を抱くというのは王道の展開ではありますが、この話はとても面白い。思うに、テンポよく話が進み、会話が小気味いいからなのでしょうけど。あと、近未来的な雰囲気と旧時代的な雰囲気が良い感じに交差していき、鮮やかです。
もう何も言わずに、興味があるなら読んでほしい作品です。あさのさんの作品ではバッテリーよりこちらのほうが好きです。
ただ一点だけ言いたいことがあるとすれば、古典文学の引用がやたらおおいのはどうかとちょっと思ってしまいます。あさのさんはそうすることで重厚な雰囲気が作れると言っていた気がしますが、そういう手法はちょっと安易なような気がして、多用するのは個人的にはあまり好きじゃないな。
なにはともあれ、面白いです。
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