花房牧生 著 植田亮 イラスト
お勧め度★★★☆☆(3・5位。目立つものはないですが、続きが読みたいです)
「シド様はきっと初老のおじいさまだわ。白い髪と、立派なひげが。もしかしたら眼鏡をかけていらっしゃるかも。お腹が出てらっしゃるかもしれないわ。それに杖を使われていたら、素敵よね」
妹が、題名が気になる。題名がいいと言ったので図書館から借りてきた本です。少年向けレーベルから出てるけど、内容とかタイトルは少女小説っぽく、どっちだろうと気になりながら読みました。
ばりばりの少年向けなノリでしたが、少女小説っぽくにやにや出来るところもあり、そういう意味では一粒で二度おいしい一冊です。
孤児で教会で育てられた少女アニスを引き取ることになったシドという人物。アニスはいろいろな妄想を膨らませるのですが、実はそのシドは少年の姿をした、超俺様な最強の火の魔術師だった!?
はたしてアニスの生活はどうなるのでしょう。また、アニスにもちょっと不可解な謎があって……。
というお話です。
これは、後半に行けばいくほど筆がのって面白くなる話でした。途中からは一気読み。
まあ、いろいろちょっと物足りない感じとか、アニスの能力覚醒が唐突すぎるとか、ジークがちょっと不憫なんじゃないかとか、いろいろ思うところはあるのですが、読み終わって感じたのは、また次も読みたいなあという感想でした。
アニスとシドは喧嘩ばかりしているところが可愛い。とくにシドはアニスには冷たい態度をとりながら、内心ではすごく気にかけてるところは、王道ですがにやにやしてしまいました。
また、ドラゴンが出てくるラノベとしてもなかなか燃えるものがあります。竜好きなのでとてもうれしかったです。
悪役というかシドのライバルのセイ・ノーマンもなかなか好きなキャラクター。癒しの術が得意すぎて死人さえも生き返られるネクロマンサーってなんかいいです。
とにかく、正直とくに眼を引くところがあるわけではないのですが、次も読みたいとしっかり思わせてくれる作品でした。
興味のある方は読んでみてもいいんじゃないかなあと思います。
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