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紅茶好きの管理人が読んだ読書の記録のためのブログ。ネタバレありですのでご注意ください。
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リビイが見た木の妖精 (岩波少年文庫 (1039))
  • 発売元: 岩波書店
  • 発売日: 1996/07/15

原題 Nothing Said 
    The Fossil Snake
ルーシー・M・ボストン 著 長沼登代子 訳 ピーター・ボストン 絵
お勧め度★★★★☆(4・5位。自然の素晴らしさが伝わるボストンの良小品です)

「ほんとうにそうなの? じゃなきゃ、からかっているだけなの?」
「ほんとうのことはわからないわ。でも、どんなことを想像してもかまわないのよ。だれもとめられないわ。わたしはあの大木が大すきなの


グリーン・ノウの子供たちで有名なボストンの小品二編を収録。ボストンは初めて読みます。
収録されているのは「リビイが見た木の妖精」、「よみがえった化石ヘビ」の二編です。

なによりも驚くのは、ボストンがこの話を書いたのは、79歳と83歳の時のことだということですね。そうでありながらここまでみずみずしく子供の喜びや驚きを書けるなんて本当にすばらしいですし、自然を見やるまなざしや観察眼もお見事です。
とくに自然描写は本当に秀逸で、みずみずしい気持ちになれます。

派手な展開もない静かな小品2品ですが、だからこそ味わいも含蓄も深い一冊になっています。
昔自分たちもこんな自然で遊んだというような記憶や思い出がよみがえってくる一冊とでもいうんでしょうか。

自然へのまなざしというのは、やっぱり現代人である私たちこそ持たなければならないものだよな、と常々思います。
こういった本を読んでそういう「気づき」を得れることは、本当に素晴らしいことだと思います。

また、息子さんのピーターのイラストもまた雰囲気があって良しなのです。

とても静かな一冊です。そう言った本が読みたいときにお勧めです。是非読んでみてください。

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