香月日輪 著
お勧め度★★★★★(とにかく面白い! 奥も深くて、いろいろ考えさせられる点もいいですね)
「出るんだ。これが」
「えっ……オバケ!?」
ネット上で、評判がよかったので読んでみた本。こ、これは面白い!
両親を交通事故で亡くした稲葉夕士は全寮制の商業高校に入学が決まり、新しい生活に対する期待に胸を躍らせていた。しかしその学生寮が火事にあい…!?
なんとしてもおば夫婦の家を出たい夕士は、アパートを借りて住むことに。しかしそのアパートは一風変わった住人たちが住んでいた!
というような話です。
いやー、本当に面白かった。ちょっと泣いてもしまいました。
妖怪アパートに住む妖怪たちや、妖怪以上にあやしい人間の住人たち。その中でいろいろなことを感じ成長していく夕士……。そう言ったものがよく書かれています。
わかりやすい説教臭さみたいなものがちょっとはありますが、そういうのも含めて非常にヤング・アダルトな本だと思います。
なにより妖怪アパートでの生活が本当に楽しそう。私もるり子さんの料理が食べてみたい! なんでこんなに料理がおいしそうなの! 洞窟風呂とかに入ってみたい! 大好きな作家と一つ屋根の下で暮らしてみたい!
こういう、読んでいて私もそこで暮らしてみたいと思えるような、そんな素敵な本です。
いろいろなことを考えさせられるのもいい。
世の中いろいろな人がいるとか、価値観は同じ価値観の中にずっといたらもはや価値観と呼べなくなるとか……。
多くの人にとってどこかで共感できる。入り込むことのできる、本当に素敵な一冊です。
続きも是非読んでみたい。
妖怪アパートとか言っているので、ホラー系の話のように思いますが、全然そんなことありません。
面白い本を探している方は、是非読んでみてください。
お勧めの一冊です。
文庫化もされています。文庫版はこちら。
発売元: 講談社
価格: ¥ 470
発売日: 2008/10/15
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