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紅茶好きの管理人が読んだ読書の記録のためのブログ。ネタバレありですのでご注意ください。
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妖精の騎士 (コバルト文庫)
妖精の騎士 (コバルト文庫)
  • 発売元: 集英社
  • 発売日: 1996/12

嬉野秋彦 著 徳田みどり イラスト
お勧め度★★★☆☆(興味のある人向けかなー、と思います)

「──ま、同類に会うのは俺も初めてなんだよ、実は……」
「同類?」
「俺の名前はカラベルク・デラ・ネラ。お前と同じ──」
カラベルクと名乗った少年は、マントの裾を跳ね上げ、腰の剣を拳ひとつ分ほど引き抜いてみせた。
「──『妖精の騎士』だ。一応な」

妖精の騎士とかそういうのを聞くと、アーサー王伝説とかの湖の貴婦人を思い出し、そういう話だったらいいなと思って借りた本。
話の内容的にはまさにどんぴしゃの設定だったので、そういう意味では満足な一冊でした。

作者の嬉野さんって男性ですよね? 男性がコバルト文庫で書くのって珍しいなー、と思いながら読んでいました。あとがきのテンションとかも他の作家様とちょっと違う…。新鮮です。
お話のノリも、少女レーベルっていうか少年向けのレーベルでも通じそうなあつさがあります。

物語の主人公は赤子のころに妖精に拾われ育てられた二人の妖精の騎士、ディートリヒとカラベルク。二人は町で出会い、初めて出会う同類ということで行動を共にします。
しかし時を同じくして、世界を我がものにしようとたくらむ魔人族の公子ロミュアルドの一派が町を狙おうとしていた。
二人はその陰謀に巻き込まれ…?

的なお話。王道ですねー。

キャラクターも王道な感じ。ディートリヒは世間知らずすぎるかなあ…。個人的にはカラベルクのほうが好みですが、むしろロミュアルドの一派のほうが好印象が持てる。
最後二人があっさり別れちゃうのもらしいと言えばらしいですね。なんでもお互いの育ての親の元に帰るらしいです。
育ての親の妖精さんも出てこないか期待。

今現在のコバルトの雰囲気とは一線も二線も違う物語ですね。昔はこういうのが多かったんでしょうか。
なので興味のある人向けかなと思います。
最初のほうは世界に入るのに時間がかかりますが、中盤くらいからは楽しんで読むことができました。
王道ですが好きな設定の話なので、またゆっくり読んでいきたいと思います。

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