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紅茶好きの管理人が読んだ読書の記録のためのブログ。ネタバレありですのでご注意ください。
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読書と音楽とゲームとおいしいものと人形をこよなく愛する多趣味な人間です。
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駒崎優 著 岩崎美奈子 イラスト
お勧め度★★★★☆(新キャラも登場で、ますます二人が活躍する一冊です)

「……きたねえ」
呆気に取られたギルフォードの口から、ぽろりと言葉がこぼれる。ジョナサンは臆面もなく笑った。
「だからなんだ? まさか私を、清廉潔白の士だと思っていたわけでもあるまい?」

リチャード&ギルシリーズ2作目。
今回は教会区に新しい神父が赴任してきてリチャードたちに協力したり、相変わらずちょっとした金もうけをしようとしたら陰謀に巻き込まれたりする話です。

そんなわけで、ファーザー・ジョナサンが初登場。この巻はまさにかれを登場させるために書かれた巻と言ってもいいくらい、大活躍です。聖職者ではなく政治家だと言わしめてしまうやり手の坊主。彼はリチャードの素性を信じ、自らの野望のために彼に協力します。

この巻も面白かったです! 個人的に中世と言ったら教会とは切っても切れない縁がある印象だったので、神父の登場はうれしいところ。
今回の依頼も、(入り口は)非常に中世っぽくていいなあと思いました。

文章はちょっと読みにくいという話も聞きますが、私はさくさく読める文章。なので人それぞれの好みの範囲かなと思います。下手ではありません。
なにより、キャラの個性や雰囲気を出して書くのが上手い作家さんだと思います。

ただ、裏切りの聖女って題名なのに女っ気は(作者様も嘆いたいましたが)娼婦の皆様とかしか出ずおとめがいないです。裏切りの聖女というのも紋章のことなので、そこはちょっとそうきたかーという感じ。
題名の足のない獅子も紋章のことだし、このシリーズはタイトルは紋章がらみだと思ったほうがいいのかも。

まああくまでラノベの範囲なのですが、人々の暮らしをよく書いていて(史実どおりではないにせよ)なんだかそういう描写が好きなシリーズです。

ただ、おばあさまがあまり出てこなかったのが残念かなあ。でも、杖での一撃はお見事でした

リチャードとギルのひと癖ある性格とやり取りもいっそう書かれていて、楽しかったです。リチャードはいい子かと思ったら、なかなかひどいやつですね。
でもそんなところもまた良しです。

岩崎美奈子さんのイラストも好きです。
結構気になる(気に入っている)シリーズなので、続きもどんどん読みたいところ。中世が好きな女性の方は是非お勧めのシリーズです。
 
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