原題 Dragonclaw
ケイト・フォーサイス 著 井辻朱美 訳 鈴木康士 表紙絵
お勧め度★★★☆☆(3・5位。いまいち物語につかりきれないんですよね……)
「<白の神々>はときに残酷で、ときに親切で、その裏にある理由はほとんどわからない。でもわたしたちは自由だ。空はときどき真っ青に晴れわたって、狩りもうまくいく。ときどきは嵐や雪崩があって、狩りもうまくいかない。それが人生。少なくともだれが味方で、だれが敵かははっきりしている。こことは違う」
エリアナンの魔女二冊目。表紙はイズールトですね。恰好いいですねー。
前回がすごく気になるところで終わったので、一気に読んでしまいました。この本はいろいろな登場人物がいろいろな目的のために行動しているので、視点の切り替えがとても激しいです(その分一章一章は長くて濃厚なのですが)だから例えばイサボーのその後が気になるのになかなかそっちの様子が描かれない…、でもイサボーの様子を読んでるときは他の人の様子も気になる…! と非常に次のページを読ませてしまいます。
でも、世界観は相変わらず厳しいですね。
本当に一つのハイ・ファンタジーとしてよくできたものを感じますが、おかげでちょっと入り込みづらいかも。
でも登場人物の意外な過去や出生の秘密が明らかになったりして、読ませる力はありますね。
私が好きなのはイズールト。なんだかバケーシュとくっつくのかなー?? というようなかすかな心の触れ合いがあり、今後に期待です。厳しいファンタジーなので色恋なんてほとんどないのですよね。まあ、恋をしてる余裕もないんでしょうが。
気になるのは<癒し手>の少年トーマス。
彼の力はすごいけどとても危険な気がする……。これからどうなるんだろう。ジョーグと一緒にいれば安心なのかな??
バケーシュは今後の鍵となっていきそうなキャラクターで、見逃せません。
そしてイサボーは本当にかわいそう。最後でやっと少しの安息を見いだせたかと思ったら、最後の最後でやっぱり気になる展開に…!
作者はイサボーをいじめるのが好きとしか思えない。
読み始めるのに時間はかかるけど、読めば一気に読みだしてしまう……。
そんなスルメな感じのあるシリーズでした。
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