竹河聖 著 いのまたむつみ イラスト
お勧め度★★★★☆(アドリエ編も乗ってきて面白くなってきました。)
ラクシは迷っている。
反アドリエの組織の盟主となるか……。
ティーエとボイスと行を共にするか……。
自分は何を望んでいるのか……。
外伝を挟んで風の大陸本編5冊目。アドリエ編も面白くなってきました。
今回一番気になって読んだのは、ティーエとラクシのお互いを思う気持ちの描写ですね。
ラクシが捕らえられたと聞いて不安に涙を流すティーエ。
ティーエと離れるのを心惜しく悩むラクシ……。
もうはたから見ているとほほえましいというか、にやにやしてしまうのですが、先の太陽帝国編の展開を知っているものとしては、なんだよー! と思わなくもありません。
それに、ティーエとラクシも気になるけれど、マンレイドとバリカイ、イルアデルとマレシアーナも気になります。
とくにイルアデルは、なんだかかわいそうだなあと思ってしまいます。これもたくさんの血の上に成り立つ玉座に座るものの宿命なのかも知れませんが……。
こんなイルアデルが、ティーエと心の邂逅を果たした後の展開が気になります。
そしてマレシアーナは、なかなかやっぱり鬱屈とした女性でした。
とくに鳥さんに対する仕打ちがひどすぎる……。
そう考えると、そんな彼女だけを信じ愛してるイルアデルがさらにかわいそうに思えてきます。
それぞれがそれぞれに悩んでいて、まさしく葛藤の都って感じです。
とにかくこのアドリエ編も面白くなて来ていて、これからの展開に目が離せません。
少なくとも、ここまでは本当に面白い作品です。
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