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紅茶好きの管理人が読んだ読書の記録のためのブログ。ネタバレありですのでご注意ください。
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アヴァロンの霧〈2〉宗主の妃 (ハヤカワ文庫FT)
  • 発売元: 早川書房
  • 発売日: 1988/08

 原題 The Mists of Avalon
マリオン・ジマー・ブラッドリー著 岩原明子訳 まつざきあけみ表紙絵
お勧め度★★★★☆(前作より話が本腰で読みやすいです)

アヴァロンの霧の二冊目。
物語は相変わらずモーゲンが主役ですが、アーサーの妻グウェンフウィファルを中心にして進んで行きます。
モーゲンが息子を産むところから始まり、ラストシーンは(いろいろな意味で)すごいなと思いました。
グウェンフウィファルは美しく敬虔なキリスト教徒で、アヴァロンやドルイド教のことを毛嫌いしています。
アーサーの息子を身ごもることも出来ずランスロットと恋におち、そのことを苦悩してますますキリスト教にのめりこみます。
アーサーもそんな妻を思い自分を擁立したドルイド教の者たちを誓いに反して遠ざけます。

思うに、アーサーは確かにグウェンフウィファルを愛しているけど、全体的に優しすぎるのです。
ランスロットも確かに優しいですが、彼はモーゲンといたほうが魅力的に見えると思います。
グウェンフウィファルのキリスト教に対する傾倒っぷりは日本人からするとちょっと引くかもしれません。
でも、彼女も可哀想な女の人なんだなぁと思います。

しかし、ラストシーンは本当にびっくり。アーサーとランスロットと公認で三人でして、「ランスロットは好き。でもこんなことを許してくれるアーサーはもっと好き」って、何か違うと思うのですがー。

物語は起承転結で言えばやっと承。伝説で馴染みの登場人物も沢山出てきて、前作より読みやすくなっていると思います。
ただ前作以上に女性の世界の話しですし、グウェンフウィファルは(モーゲン視点だからでしょうが)ちょっといらいらするし、話の展開にはいらいらするかも。
なんだか、厳しい荒涼とした冬の情緒に火が燃えているような感じるお話でした。

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