高里椎奈 著 ミギー 絵
お勧め度★★★☆☆(サチファンならもっと楽しめるはず)
「サチ。『私』は『貴方』に助けられた」
フェンネル大陸真勇伝の三巻。今回の舞台は主要登場人物の一人サチの故郷、北国トルリオンです。
偽王伝の一巻から引っ張ってきましたが、ついにサチの過去や本名が明らかにされます。サチは人気キャラのようだし、サチが好きなら楽しめるのでは。
私はと言うと、正直いまいちなのですが……。
確かにキャラクターは愛着もありますし、魅力にも思いますが、いかんせんストーリーテリングや文章の構成、プロットなどがいまいち。ついにはこの作者様はファンタジーと名のつくものを書かないほうがいいのでは? などと意地の悪いことを思ってしまいます。
文章が下手なわけではなく、逆に文章を洗練しすぎてうまく伝わってこない印象です。なんか唐突に難しい漢字も頻出するし。てんてこまいとか漢字で書く意味が正直よくわからない。この話って図書館でもティーンズコーナーにおいてあるし、ティーンズ向きなんじゃないのかなあ。
正直、もっと簡単な言葉でつづったほうがこのシリーズは魅力的だと思います。
ようやく明らかになったサチの過去は、正直察しが良ければなんとなくわかってしまうかも。英雄の弟を探すと言っていたサチですが、英雄は彼自身だったのですよね。で、同じく英雄として祭り上げられたフェンに自分の過去を投影して何かを見つけようとしていた……。
ちょっと都合よすぎる感じもしないでもありませんが、サチを救ったフェンの言葉は、なかなかぐっときました。
次回はいよいよフェンもストライフに戻るようで、最後にはロカやアシュレイといった懐かしい登場人物も出てきて、ちょっと楽しみ。
まあ、読むのが個人的にはちょとしんどいシリーズなので、読むのに間が空くかも知れませんが、最後まで読もうとは思います。
にほんブログ村
[0回]
PR