原題 Rowan and the Travelers (Rowan of Rin, 2)
エミリー・ロッダ 著 さくまゆみこ 訳 佐竹美保 絵
お勧め度★★★★☆(一巻よりこっちのほうが好き!)
「<旅の人>が来るよーう! <旅の人>が来るよーう!」
ローワン少年のシリーズの第二弾です。
邦題の「黄金の谷の秘密」と言われると首をひねってしまうかもしれないですが、原題の直訳はローワンと<旅の人>
まさしく<旅の人>の物語で一巻でアランが好きだった私にはうれしい内容でした。
ローワンが<禁じられた山>に入って戻ってきたあの冒険から6か月ほどが過ぎたころ、<旅の人>たちが訪ねてきた。しかし、二年連続で彼らが訪ねてくるなんて今までなかったことだ。しかも、<旅の人>たちは何か隠し事をしているようで……。
ローワンは、山での冒険で少したくましくなったかと思えば、まだまだやっぱり怖がりなところがほほえましいです。しかもこの巻では花粉症に悩まされたりして、親近感を覚えますね。今まで花粉症になった主人公がファンタジーにいただろうか! やっぱりローワンは愛すべき存在です。
今回は一巻に比べるとだいぶ明るい雰囲気の話で、語られる情景も美しく、私は前の巻よりこちらのほうが好きです。<旅の人>が凧を使って空を飛んでくる様は、アランでなくてもドキドキするというもの! いいですね。
今回もロッダらしく、事件を予言する<詞>の存在や、男女差なく活躍する人々、ところどころに発揮される本当の勇気など、わくわくする要素もたくさんあります。
大人の私が読んでも、非常にどきどきして、先の気になる本でした。
火を囲んで語られる数々の物語、空を飛ぶ人々、黄金の谷への憧れ……。
そういった、昔誰もが憧れて夢見ていたようなものを、思い出してくれる一冊です。
デルトラ・クエストもいいですが、ローワンは本当に面白い! 子供たちに一番人気というのも納得のシリーズです。
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