竹河聖 著 いのまたむつみ 絵
お勧め度★★★★☆(短編~中編集で読みやすくまとまっています)
「恐ろしいのです」
「恐ろしい……呪い師がか?」
「いいえ……」
ティーエは大きく首を横に振った。
「人間が……」
誉れ高き凄腕の自由戦士ボイス、男装の美少女ラクシ、そして、たぐいまれなる美貌と「世界の相」と呼ばれる瞳をもつ薬師のティーエ。
この3人が、今日も砂漠を旅します。自らの運命と出会うために……。
その砂漠で遭遇した三つの不思議な出来事、そして都市とは??
と言う内容。
ドラゴンマガジンに掲載されて好評を博したものに書き下ろしを一編加えて文庫化したものらしいです。
収録内容は「呪いの町」「死者の黄金の都」「暗黒神の地下都市」の3編。
題名からも察せられるとおり、ちょっと暗くておどろおどろしい都市を主役にした、短編集です。
本筋に入るのは次の3巻からなので、この巻は早くも外伝みたいな印象ですが、よくまとまっているので、私は好きですね。
ティーエとラクシとボイスという全く違う三人が、それぞれ助け合いながら冒険する様子は素直にドキドキします。
まあ、あなたたちそんな自分から危険に突っ込むなよ! と突っ込みたくなりますが。
ティーエはすごい美形として描かれていて、彼の存在も、たとえばアウル≒トバティーエ(トバ女神に捧げられたもの)と言ったような登場人物の名前のほうが、よほどファンタジーだったり。
そういうところもお気に入りの一冊です。
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