原題 Dragons of Autumn Twilight
マーガレット・ワイス & トレイシー・ヒックマン 著 安田均 訳 ともひ 絵
お勧め度★★★★☆(ドラゴンの魅力が一杯の一冊です!)
なぜ、おれたちが? タニスは痛切に考えた。これほど英雄にふさわしくない集団が今までにあっただろうか──言い争い、不平をこぼし、我を張りあい──おれたちの半数は残りの半数を信用していない。
ドラゴンランスつばさ文庫版の一巻目の下巻です。上巻を読んだ人向けなので、ぜひ上巻から読んでくださいね。表紙はレイストリン。なんか可愛い……ですね。
今回の話は廃都ザク・ツァロスでのダンジョン探索がメインです。
ドラゴンランス、そして何よりこの話の中ではドラゴンがとっても魅力的に描かれています。
圧倒的なまでに恐ろしいのに、「なんて美しいんだ……」と感嘆させてしまうドラゴンという存在の圧倒感。
ドラゴンが好きな全ての方にお勧めの一冊です。
登場人物はそれぞれ複雑なトラウマやコンプレックスを抱え、その人間的弱さが、英雄的な冒険以上に克明に描かれています。
そんな人間の本質が描き出された素晴らしいファンタジーです。
また、基本的にすごく評判の悪いイラストですが、私は悪くないと思います。よく書けてると思いますよ。
何よりずっと夢みて想像してきた色々な名場面が、実際にイラストに描かれるのは、むしろ感慨深いものがあります。
本当に素晴らしい本だと思います。続刊を切に望んでいますが無理なのでしょうか。
もし興味をもたれた方は、図書館などで絶版になっているシリーズも読んでみてください。
様々な本が大河の奔流のように脈々と出ていて、その読書体験はきっとかけがえのない物をもたらしてくれると思います。
本当にお勧めです。
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