原題 Dragons of Autumn Twilight
マーガレット・ワイス & トレイシー・ヒックマン 著 安田均 訳 ともひ 絵
お勧め度★★★★☆(すごくいい本だと思いますよ! 一度は読んでほしいシリーズ)
「タニス、森羅万象はどのくらい確実でしょうね?」魔法使いが答えた。「ぼくには次の呼吸も確実ではありませんよ。でも、行くならどうぞ。生あるものが出られたことのない森へおいでなさい。死は生命にとって大きな確実性を持つものですからね」
ハーフ・エルフの胸に、レイストリンを山腹から放り投げたい気持ちがわきあがった。
私の大好きな本の一つであるドラゴンランスのつばさ文庫版。今回は何度目かの再読。しかも傍らには原書を置いて。
アメリカではベストセラーのシリーズで、100以上の本が今も出続けています。
日本でもたびたび出版されて、そのたびにファンタジー好きの心をつかんできた作品です。
とにかく、いささか公平な書評や感想は書けないかもしれないですが、何度読んでも面白い作品だと思います!
この版の特徴は、他の版に比べて訳文が多少手直され、より読みやすくなっていることと、好き嫌いはわかれるでしょうが挿絵が入っているので臨場感が出ること、巻末には種族やモンスターの図鑑が載っていること、でしょうか。
この本からファンタジーに触れるすべての人に優しい設計になっています。
ドラゴンランスと言いつつ、この本では実際にはドラゴンが出てこないのがちょっとさみしいですけど、人間の感情や関係性、物事の本質などが鮮明に描かれています。
すべての本が好きな方に、一度は読んでほしいシリーズです。
騎士、エルフ、ドワーフ、魔法使い。日本のゲームにも多大な影響を与えた作品ですが、王道の設定の中にも微妙に「外して」いるところがあるのがやっぱりたまりません。
続刊を待っているんだけど、どうなるかわからないところだけがちょっと残念です。
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