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紅茶好きの管理人が読んだ読書の記録のためのブログ。ネタバレありですのでご注意ください。
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マユリ
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女性
自己紹介:
Since2010.11.26
総読書感想数 430

読書と音楽とゲームとおいしいものと人形をこよなく愛する多趣味な人間です。
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原題 The Case of the Missing Marquess
ナンシー・スプリンガー 著 杉田七重 訳 甘塩コメコ イラスト
お勧め度★★★★☆(ヴィクトリア朝好きの方も楽しめそうな1冊)

女性には、じつはめくるめく暗号の世界があるのだ。帽子のつばひとつで反抗を示し、ハンカチーフを使って責任逃れをする。扇の羽根をさしだして臆病者となじり、封蝋や切手を貼る位置で、言葉にはできない思いを伝える。

私の大好きな作家のひとりである、ナンシー・スプリンガーのホームズ・パスティーシュ。
2作目から読んで、この本はその1作目です。
女性が窮屈な思いを強いられていた風潮のある19世紀ロンドンで、フェミニズム運動などに参加していた女性を母に持ち、型にはまらずに育ったエノーラ。彼女はあの名探偵、シャーロック・ホームズの妹だ。
ある日大好きだった母が自分を置いて失踪。もう一人の兄マイクロフトに寄宿学校にいれられそうになったところから逃げ出したエノーラはロンドンに向かう。そこで、とある幼い侯爵が誘拐されたという事件を耳にして……??

というようなお話です。

これはなかなかおもしろかったです!それに翻訳ものではありますが読みやすかったようにも感じます。
当時のイギリスの社会的風潮、文化、服飾、そうして人々の暮らしの光と影がなかなか詳細に、活き活きと描かれています。私はそちらの方面には詳しくないので、ここに描かれていることがどれだけ正しいのかはいまいちわからないのですが、それでも楽しく読めました。

事件そのものはおまけ程度で、この時代の当時、女性がどれだけ窮屈で理不尽な扱いを受けてきたのか、ということを描き出しているのが主題のように思います。

それにしても、エノーラに対する二人の兄の態度はひどいなあ。時代的にみて、実の妹にたいしてもそれは仕方ないのかもしれないけど、これはちょっと悲しい。エノーラの気持ちがわかる。

そんな抑圧された社会背景があるからこそ、エノーラの母ユードリアやエノーラ、そうして少年だけど違う意味で抑圧されていた公爵家の子息テュークスベリーの逃亡劇が爽快に見えます。

暗号解読や、女性ならではの秘密の共有があるところも面白い。
ただ、訳文がたまに、スラングがすごいスラングなのがちょっと気にかかるかな。
でも、読みやすいし、イラストも素敵だし、気になるならぜひ手にとってみてほしい1冊です。

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イングールの天馬―黒の王子と月の姫君〈下〉 (カラフル文庫)
イングールの天馬―黒の王子と月の姫君〈下〉 (カラフル文庫)
  • 発売元: ジャイブ
  • 価格: ¥ 830
  • 発売日: 2008/11


篠原まり 著 睦月ムンク イラスト
お勧め度★★★☆☆(良作だと思いますが個人的にはちょっと物足りないです)

「そんなこと言ったって、世の中に絶対というものはないよ。あるのは願いだけさ。でもね、本当に一生懸命願えば、それはきっと叶うとわたしは信じているの」

イングールの天馬の下巻です。間をおかず一気に読んでしまいました。
個人的にはいろいろ思うところもありましたが、楽しく読めた作品でした。
何より本当に少女小説! なかよしあたりで漫画化できそうな雰囲気なのが、読んでいて子供のころを思い出してしまいました。
子供が読んだら本当にドキドキするだろうなあ。

個人的にお気に入りのシーンは、本名を告げたいのにそのたびに邪魔が入ってしょんぼりするガイルズでした。思わず笑ってしまった。ほんとうに少女漫画を小説で読んでいるような作品でした。

逆に、やっぱり登場人物の多さとそれに伴う書き込みの浅さは残念だったところです。とくにレミルは浅はか過ぎて逆にかわいそうだったかなあという感じ。

でもなにより、惹かれあい、障害を越え、お互いに強い絆で結ばれるガイルズとアリシアは、世界観の雰囲気もあって、なんだか不思議な感覚になり、いいなあと思いました。
本当に、少女のための少女小説と言った感じ。そういう意味では、とても満足できた1冊でした。

しかし、敵役の暗殺者と話し合えばわかりあえるわ、って思考回路どうなんだろう。
必要なことだったと言っても、死人が生き返る設定も個人的には……。

ただ、いろいろと深いメッセージなども感じる事が出来て、そういうところは素直にいいなあと思いました。
子供の頃に読みたかった1冊です。

王道の少女小説が好きな方や、小さい子にお勧めです。

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イングールの天馬―黒の王子と月の姫君〈上〉 (カラフル文庫)
イングールの天馬―黒の王子と月の姫君〈上〉 (カラフル文庫)
  • 発売元: ジャイブ
  • 価格: ¥ 830
  • 発売日: 2008/11

篠原まり 著 睦月ムンク イラスト
お勧め度★★★☆☆(3・5くらい。少女小説でありファンタジー。)

「今度帰ったら、お前と一緒にヘルゼルでゆっくりしてみるのもいいな」
ガイルズののんきな提案にロルフはかみついた。
「何言ってるんですか。帰ったら結婚式ですよ!」
「結婚式! しまった、すっかり忘れていた」

イラストの人が好きな人だったので図書館から借りてきました。子供向けのレーベル(カラフル文庫)ですが、表紙やタイトルがなかなか雰囲気があって素敵。

神聖な予言を成就するために、顔も知らない王子と結婚することになったアリシア王女。彼女は男装して国を飛び出す。一方、婚約者のガイルズ王子はじゃじゃ馬と評判の高いアリシア姫を拝みに行こうとする道中で、騎士と身分を偽り、男装して偽名を名乗ったアリシア姫たちの護衛をすることになったのだった…。
お互いの身分を隠しながら、惹かれていく二人の運命は……!?

というような話。

ファンタジーというよりばりばりの少女小説テイストの一冊でした。
男装の姫君と、身分を偽り偽名を名乗って彼女を護衛する王子様。惹かれていく二人。結婚式は間近だというのに、王子の騎士を名乗る男に惹かれている自分にいらだつアリシア。一方、ガイルズも神聖な誓いによって、自分がその王子だと名乗れずにいる……。

いやー、王道ですね! ファンタジーというより少女小説としてにやにやしてしまいました。
ファンタジーとして読むとちょっと微妙ですが、読み進めて行くと面白くなっていってぐいぐい読めます。
少女小説としては本当に王道過ぎて逆にむしろ物足りないかもしれません。

あと、登場人物が多すぎて誰が誰だか正直頭に入ってきませんでした。もうちょっと登場人物は減らせたんじゃないかなー、という印象です。

お互いを思いながら、打ち明けられない気持ちを抱いてもやもやしてしまう……。そんな関係の恋人たちが好きな人はお好きなんじゃないかなあと思う一冊です。私は、男装の美少女が出てきただけでうれしい!

子供のころに読んだら、どっぷりはまるのだろうなあという一冊でもあります。
アリシアにも秘密の能力があるらしいし、下巻がどのような展開で、どのように終わっていくのかが楽しみな1冊。
一気に読みたいと思います。睦月ムンクさんのイラストも素敵でした。

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彩雲国物語  黄粱の夢 (角川ビーンズ文庫)
彩雲国物語 黄粱の夢 (角川ビーンズ文庫)
  • 発売元: 角川グループパブリッシング
  • 価格: ¥ 580
  • 発売日: 2009/05/01

雪乃紗衣 著 由羅カイリ イラスト
お勧め度★★★★☆(ちょっと重いですが、泣き所笑い所萌え所とあって○)

「でも、本当にどこにも行く場所がないなら、俺とくりゃいいさ。全部終わったら行こうぜ」
「……どこへ」
「お前が笑えるとこ。俺がぐっすり眠れるとこ。……誰も殺さなくてすむとこ」

彩雲国物語外伝4冊目。
今回は静蘭の公子時代に渦巻いた陰謀を描いた「鈴蘭の咲く頃に」
燕青と静蘭の殺刃賊時代の話を描いた「空の青、風の呼ぶ声」
邵可と薔薇姫の出会いを描いた「千一夜」
書き下ろしショートに「千一夜のそのあとに」を収録

いやー、今回のお話は重かったですね!あっさりと読むことができないお話ばかりでした。
静蘭も燕青も邵可様も、皆様歩いてる人生と、背負ってるものが半端ないんですもの。
でも、シリアスなところあり、泣き所あり、笑いどころあり、萌え所ありで、楽しむことのできた濃厚な一冊でした。
「鈴蘭~」は静蘭のお母さんのしたたかさが怖かったです。そして、やっぱり陰謀の主を見抜けなかったところが、清苑なりの愛情の結果だったんだろうなあと思うわけです。口で言うほど、愛がない親子じゃないと思うのですよ。

「空の青~」は思わず泣いてしまった。お兄さんがせつなすぎる!ああ、でもこの話は燕青らしいハッピーエンドでよかったなあと思います。
なんか、この時代の二人がいるから、いまの二人の関係があるんだよね、としみじみしてしまいました。静蘭と燕青のコンビは好きです。

この二つが重かった分、「千一夜」は純粋に楽しめました。
邵可様もよかったけど、これを読むと璃桜もそんな悪いやつじゃないじゃないと思ってしまった私……。ただやる気がないだけで(そこがだめなのかもしれませんが)

とにかく、どの話も彩雲国を語る上では外すことのできない話で、逆に言えば、ああ、そろそろ終わりに向かってるんだなあと言うのがわかる一冊でした。
重い話だけれど、外伝の中では一番好きかも。
なによりこの本を読んだ母が勧めてくれなかったら、私は彩雲国を読むことはなかったので、なかなか感慨深い一冊です。

本編もあともうちょっと! じっくり読んでいきたいと思います。

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駒崎優 著 岩崎美奈子 イラスト
お勧め度★★★☆☆(3・5くらい。さらりと読める一冊です)

「私を出し抜いた、嫌な詐欺師」
まっすぐ、リチャードの緑灰色の瞳を見つめ、彼女は低く囁いた。リチャードは黙って、彼女を見返した。報復のびんたでも食らうのかと思ったが、しかしセリーンは悪戯っぽい微笑を浮かべてみせた。
「抱きしめて、キスしてあげるわ」

足のない獅子4冊目。今回は錬金術にのめりこんだ騎士の息子の目を覚まさせるお話です。
登場人物の掛け合いが面白く、さらりと読めるお話です。
今回は、登場人物たちが一丸となって事件の解決に臨もうとしているところがいい。錬金術にのめりこんでいる渦中のポールも良いやつで、憎めないし。

たださらりと読めるのですが、その分あまり内容はないかなあと思ってしまいました。
まあライトノベルなのだから、それはそれで正しいレーベルのあり方だと思うので否定はしませんが、個人的にはもうちょっと、ぐっとくるシーンやセリフがあってもよかったかなと思ってしまいます。

でも、4冊も読めばキャラクターに愛着が持てますね。
最初はリチャードが好きだった私ですが、ギルフォードの良いやつぷりがじわじわとしみてきて、いまではギルフォードも好きです。

今回の題材の錬金術も、非常に中世的な題材で良いと思います。
多少文章の読みにくさはあると思いますが、雰囲気を楽しみたいときに読むには良いんじゃないかなあと思う一冊。
結構シリーズが出ているようで、まだまだあるようなのですが、続きも楽しみにしていきたいシリーズです。

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