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紅茶好きの管理人が読んだ読書の記録のためのブログ。ネタバレありですのでご注意ください。
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マユリ
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Since2010.11.26
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読書と音楽とゲームとおいしいものと人形をこよなく愛する多趣味な人間です。
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思い出のとき修理します (集英社文庫)
思い出のとき修理します (集英社文庫)
  • 発売元: 集英社
  • 発売日: 2012/09/20



(2013年感想4冊目)

谷瑞恵 著 

おすすめ度★★★★☆(4・5位。一粒で何度も美味しい、優しい短編集です。)


「思い出って、修理できるものなのかな」
そういう看板を掲げている時計屋さんが、物思うようにつぶやいた。(p132)



「伯爵と妖精」シリーズで有名な谷瑞恵さんの、初の一般小説ということらしいです。
仕事と恋に疲れた女性、仁科明里(にしな あかり)は、祖父母と過ごした思い出の商店街に引っ越して来ました。そこには、「思い出の時 修理します」と看板を掲げた時計屋さんや、神社などがあり……。
明里は時計屋さんの飯田秀司や神社の親戚、太一と共に、商店街でちょっと不思議な出来事に巻き込まれて行きます。

軽いミステリーとしても読めるし、少女小説として読んでも美味しいし、ファンタジーといった趣もある一冊。どう読むかによって、その人の趣味が出そうです。
谷瑞恵さんの著作は初めて読みましたが、終始漂う優しくて不思議な雰囲気にすぐに引き込まれてしまいました。読みやすかったです。
主人公も時計屋さんも、28歳なので、少女小説として読むにはちょっと苦しいかもしれませんが、なんといってもこの時計屋さんが素敵! すごく紳士で、優しくて、でもちょっと強引で、でも諦めずに待ってくれる……。この時計屋さんは、多くの女性の理想をかたどった存在なのではないかしらと思います。
太一もいいですね。彼の正体はもしかして?? うーん、この小説一番のファンタジーは太一かもしれません。

とにかく、なんともこの本の世界に浸っていたい気持ちにさせます。
わたしは時計をする習慣はないのですが、時計をしている人にはさらに面白い短編集になるかも。
どれもちょっと不思議な、いいお話でしたが、わたしは「茜色のワンピース」と最後の二篇が良かったかな。

時計屋さんと明里が過去から立ち直っていくお話が主題のように思うので、続編はないかなあとも思うのですが、もし可能ならば太一のこととかも含め、もうちょっとこの商店街を覗いてみたいなって思いました。

なんだか、非常にノスタルジックな気分にさせてくれる小説です。こういうのいいなあ。表紙の時計屋さんも素敵です。何かあたたかい気持ちになりたい時に、おすすめの一冊です。

拍手[2回]

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おこぼれ姫と円卓の騎士 女王の条件 (ビーズログ文庫)
おこぼれ姫と円卓の騎士 女王の条件 (ビーズログ文庫)
  • 発売元: エンターブレイン
  • 発売日: 2012/05/14



(2013年感想2冊目)

石田リンネ 著 起家一子 イラスト 

おすすめ度★★★★☆(前の巻より巧くなってて面白いかな。)


「でもそれの何が悪いの? わたくし達は神ではなく人間。泣いて悩んで悲しむことができる。……きっと、大事なのはその後」(p238)


「おこぼれ姫と円卓の騎士」の二巻目。
レティに呪いがかけられた?浮かび上がる犯人像は、えっ、グイードお兄様??
といったようなあらすじ。

なんというかこの巻はいいグイード殿下巻であったし、いい兄妹愛巻でもあった。それだけでグイード殿下好きで、兄妹もの好きな私には満足でした。
それにしてもグイードには、そんな秘密があったのですね。むしろこれってレティに対するフラグじゃないかと思うのですが、そのフラグを見事におって、兄妹道まっしぐらなこの兄妹はいいなあ。やっぱり、今時ちょっと硬派な少女小説というか……。

それにしても、この作者さんの成長がめざましくて嬉しいです。話のつなげ方も、そこに持っていくか! という驚きとかがあるし。デビュー作で気になっていた点も、だいぶ改善されているように思いました。各登場人物も掘り下げられて、キャラクターにも愛着が湧き始めます。

今回は、いうなればグイード殿下の攻略が終わった巻かな? 1巻に一人づつ攻略していくとして、やっぱり最大の難関はフリートヘルム殿下かなあ。次兄は意外とあっさり弱みが握れましたが、長男は手ごわそうです。
また、レティの頭の中では、もう騎士を落としていくプランがある程度決まっているようなので、そちらも楽しみ。愛人王になり、欲しいものすべてを手に入れた最強の女レティの姿を、見届けたいものです。
それにしてもこの巻も、少女小説のお約束、「本当は思い合ってるけど立場上それを表に出せない」が踏襲されてて、大変読んでて楽しかったです。天邪鬼な人たちばっかりなんだから。
今後の展開も楽しみなシリーズであります。面白かった。

拍手[1回]

おこぼれ姫と円卓の騎士 (ビーズログ文庫)
おこぼれ姫と円卓の騎士 (ビーズログ文庫)
  • 発売元: エンターブレイン
  • 発売日: 2012/02/15





(2012年感想118冊目)

石田リンネ 著 起家一子 イラスト 
おすすめ度★★★★☆(4・5位。主人公の王女レティのキャラクターが秀逸。)



「デューク・バルヒェット、貴方をわたくしの騎士に任命します。未来のナイツオブラウンドの第一席をありがたく承ってさっさと頭を下げなさい」(p38)



最近ちまたで評判の良い少女小説。
私にしては珍しく古書を購入して読書しました。表紙や登場人物紹介の華やかさに惹かれ思わず購入してしまったのですが、これが大当たり。早くも次が読みたくてうずうずしています。

優秀な兄二人の王位継承権争いに業を煮やした父王は、娘の王女レティーツィアを王位継承者に指名した。おこぼれで女王になったと言われながら、自分が王になることを「知っていた」王女レティは、自らの騎士団を作るために、優秀な腕前の騎士、デュークを勧誘するが……、というようなお話。

これは面白かった! 最初はなんでレティが、自分が王になることを知っていたのかと説明する場面がややこしくて世界観に入っていけなかったんだけど、一度得心が行くとぐいぐい引き込まれます。
最初はこの話も、兄弟たちや騎士から愛される、愛され系のお姫様のお話なのかな……、と思いましたが、最初はレティは愛されるどころかすごく冷ややかな兄妹仲で、ちょっとびっくり。
でも、長兄のフリートヘルムも次兄のグイードも、実は妹のレティを愛し可愛がっていて……、という、お決まりなのですが、そんな兄妹愛が随所に見られて、すごくときめきました。

また、主人公レティのキャラクターもいい。超強気で偉そうなんだけど、年相応の少女らしさも併せ持っている……。主人公のヒロインが魅力的なので、むしろ男性キャラが霞んでしまいそうな勢いです。ここまで主人公のヒロインが男前の少女小説もなかなかないんじゃないだろうか……。

しかし、わたしは次兄のグイードが好きなのですが、彼の出番がほとんどなかったのはちょっと残念でした。でも、次の巻はグイード殿下の回らしいので、とても期待です。

滅多に本は買わないのですが、これは購入して追いかけてもいいかな、と思えた作品です。新人らしく、いろいろ至らないところも見られますが(話に入るまでのわかりにくさなど)またひとり楽しみな新人さんが現れてくれて嬉しい限りです。
デュークも男爵家だけど、いずれはレティと色恋して、それこそ大公になったりするような展開もあるのでしょうか……。
まあ、わたしはデュークよりも兄派なので、兄妹愛が美味しいですが。
糖度はかなり低めですが、それを抜きにしても面白い作品となっています。おすすめの一冊。
ほかの騎士たちの登場も気になるし、本当に楽しみなシリーズです。

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(2012年感想116冊目)

御永真幸 著 風都ノリ イラスト 
おすすめ度★★★★☆(4・5位。よかった! 革命期のフランスで紡がれる純愛ものです。)


ひとりの男が、恋におちた(p10)


久しぶりの少女小説を読みました。
発売した頃から、なかなかに評判のよかった1冊で、ずっと読みたかった本なのですが、こうやって読むことが出来てよかったです。いろいろツッコミどころはありますが、とても面白い一冊でした。

「無音の愛戀歌 さようなら、わたしの最愛」と、それより30年後の時代を描いた「嵐の狂詩曲」の2篇の中編を収めています。
この本の魅力的で、面白いところは、ヒーロー役の男性が処刑人という地位にあることでしょう。ちなみに、表題作のヒーローと嵐の狂詩曲のヒーローの関係は親子になります。
恋愛要素はどちらかというと純愛で、恋愛よりも時代を生き抜いた人々の群像劇といった雰囲気の一冊となっています。
革命期のフランスのことについてはあんまり詳しくないのですが、処刑人というのは地位が低い職業らしく、高級娼婦であるヒロインとの恋に悩む葛藤が、とても丁寧に描かれていました。主役は、ヒロインじゃなくてヒーローというのも、なかなかに硬派な一冊となっています。

なんといっても、処刑人である主人公、シャルル・アンリ・サンソンが魅力的ですね。この本は彼の物語なのでしょうと思えます。そのシャルルとアンリの親子の交流が、とても丁寧に描かれていて好感でした。
脇役もとっても魅力的に描かれています。ダントン好き。革命期のフランスのお話がもっと読んでみたくなりました。
ただ、ヒロインはちょっと印象に欠けるかなあという感じです。ヒロインだけじゃなく、女性全体に言えるのですが、影が薄いというか……。
そういったツッコミどころは多々ありますが、全体的にとても面白い一冊となっています。
これからも、こう言ったお話を書いて欲しい、期待の新人さんですね。今後が楽しみです。

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彩雲国物語  暗き黄昏の宮 (角川ビーンズ文庫)
彩雲国物語 暗き黄昏の宮 (角川ビーンズ文庫)
  • 発売元: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 価格: ¥ 500
  • 発売日: 2009/12/01

(2012年感想48冊目)

雪乃紗衣 著 由羅カイリ イラスト
おすすめ度★★★★☆(ラストに向けて物語が動き出します!)

何かが起ころうとしていた。……いや、少し違う。何かが終わろうとしていた。本当はずっと前から始まっていたものが、終焉に向かって転がり始めたような気が、した。(p51)


久しぶりの彩雲国物語。
御史の任務中に、秀麗が失踪した……。そうして、国では劉輝治世最大の国難が起ころうとしている! シリーズ最終章突入です。

いやー、物語はとってもシリアスなのですが、久しぶりに読んだこのシリーズはやっぱり面白かったです!
劉輝のしてきたことのつけが一気に回ってきた蝗害という結果に、国がどうなってしまうのかがすごくドキドキする。
そうして、この巻では、お互いを思いながらも引き離されてしまう秀麗と劉輝が、なんとも言えません。まあ、その思う気持ちのベクトルも違うのですが。二人には幸せになってほしいなあ……。

そうして今回は、縹家の人が大活躍でした。いやー、リオウも瑠花様も格好良かったです。特に瑠花様は、彩雲国の女性の中で一番麗しく感じました。彼女が今後のキーとなっていくのは間違いないので、注目していきたいです。

それにしてもこのラストステージに赴いた人間が、藍将軍と迅と……っていう人選が意外でした。はたしてどうなるのでしょう。

そうして劉輝は、確かによくないこともたくさんしたけど、劉輝の育ちだったらある程度しょうがないよね、って思ってしまう。彼の立場は本当に苦しいな。頑張ってほしいです。

それにしても、いろいろな登場人物が出てきて、行きつく先が今まさに見えようとしているのは感慨深いですね。
懐かしの人まで顔をのぞかせて、どうなるのか本当に楽しみです。
物語において、登場人物がなしてきたことの行く末を、見届けたいと思います。
しかし、登場人物が多すぎて、ひとりひとりあんまり活躍できてないのがちょっと悲しいです。
でも、続きも楽しみに読みたいと思います。あと3冊!

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