忍者ブログ
紅茶好きの管理人が読んだ読書の記録のためのブログ。ネタバレありですのでご注意ください。
| Admin | Write | Comment |
カレンダー
01 2026/02 03
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
カウンター
フリーエリア
にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村 もしよろしければぽちっとお願いします!
最新コメント
[06/25 Smithk712]
[06/23 Smithc712]
[09/10 マユリ]
[09/08 fallclover]
[06/16 マユリ]
プロフィール
HN:
マユリ
性別:
女性
自己紹介:
Since2010.11.26
総読書感想数 430

読書と音楽とゲームとおいしいものと人形をこよなく愛する多趣味な人間です。
バーコード
ブログ内検索
P R
忍者アナライズ
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

草原の勇者 フェンネル大陸 真勇伝 (講談社ノベルス)
草原の勇者 フェンネル大陸 真勇伝 (講談社ノベルス)
  • 発売元: 講談社
  • 価格: ¥ 924
  • 発売日: 2008/01/11

高里椎奈 著 ミギー 絵
お勧め度★★★☆☆(お話的には悪くないんだけど……)

「勇者の資質って奴だ。まあ、普段はただの抜けた坊ちゃんだからな。上手いこと、死ななければの話だけど」

フェンネル大陸の新シリーズ。前シリーズが個人的には憤慨して本を投げつけたくなる気分を味わったのですが、シリーズを途中で放り投げるのが気持ち悪かったのと、やっぱり続きも気になる部分があったので読みました。
個人的には、お話の展開が上手くなったかな…、という印象でした。物語としては素直に面白く、先が気になったのでついつい一気に読み進めてしまいました。

お話としては、ソルドから、サチが「誘拐されるみたいなもん」といって行くことに決めたリムナンテスという国に「私が行きたいって決めたから行くの!」といったような、やっぱり薄っぺらいなー、フェンと思うような理由で旅に出ます。
そこは代々革命運動が活発に認められた国で、フェンとサチとテオは半ば強引に革命派に組み込まれ、王を倒すために活動する……という話。

私がこのシリーズを好きになれない理由の一つは、主人公を始め登場人物が薄っぺらく感じるから。それなのに主人公のわがままにも無計画にも思える突拍子もない行動がきっかけで、全てが丸く収まって、どんな過ちを犯した人も死ぬことなく許されてしまうから。
しかもフェンは世間知らずで自分でたいして物を考えないのに我だけは強くて、銀の髪という珍しい外見だけでなんかやたらと人から好かれるところ。
全部全部、都合良く見えるんですよね。

それでも今回は、まあ読める感じに楽しかったかな。題名にもなってる草原の勇者が好みだったからかも知れません。たぶんキャラに愛着が持てるとすごく楽しいシリーズで、逆の人にとっては微妙になってしまうのでしょう。

今回はサチの旅の目的が少しだけ明らかにされました。
弟探しですかー。なるほど。
あと、フェンが以前兄に抱いていたような信頼という好意をサチに抱いているという唐突な事実。あなたいつの間にっ!

今回のシリーズは、今まで以上にサチとフェンの物語になるんでしょうね。

全ての見聞きすることのために旅をしているというフェンですが、ならなぜこの物語を旅行ものとかにしないで、無理やり戦記物っぽくしたんだろう。もっと静かなロード・ファンタジーだったら、さらに面白かったと思うんだけどな。

あ、お話としては悪くないです。ただ、どうしてもちょっとだけ残念です。

にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村

拍手[0回]

PR
風の大陸〈第1部 邂逅編〉 (富士見ファンタジア文庫)
  • 発売元: 富士見書房
  • 発売日: 1988/11

竹河聖 著 いのまたむつみ 絵
お勧め度★★★★☆(王道ファンタジー。わくわくします)

「この子は“世界”だ」
バカンは付け加えた。
「世界……何のことでしょうか」
「この子の眼だ。右が緑、左が紫……おそらく、この大陸に二人とはいまい」


風の大陸の第一弾目。最近では新シリーズも始まっています。
昔兄がドラゴンマガジンの購読者だったときに切れ切れと読んでいたのですが、そういえばきちんと読んだことはないなとこのたび読んでみることに。新シリーズも気になるしね。

この邂逅編は文庫書き下ろしらしく、ドラゴンマガジンで連載開始された以前の、ティーエとラクシとボイスの三人の出会いが描かれています。表紙はティーエ。いやー、美しいですね!

ティーエもラクシもボイスも、高貴な生れであったが、落ち延びて身分を隠して(知らずに)生活しているという点では共通しています。
その中でもティーエの純粋で世間知らずな性格は読んでいて面白いですね。美貌といい、主人公のティーエの存在がいろいろな意味でファンタジーとして際立っていると思います。

3人の過去も描かれます。
それぞれなかなかシビアで、肉親を犠牲に成り立っている過去、という感じで、痛ましいです。
まだ物語は始まったばかりで、この先相当長いのですが、楽しみです。
なにより、いのまたむつみさんのイラストが本当に素敵。

拍手[0回]

西の善き魔女〈2〉秘密の花園 (C・NOVELSファンタジア)
  • 発売元: 中央公論新社
  • 価格: ¥ 945
  • 発売日: 1997/11

荻原規子 著 桃川春日子 絵
お勧め度★★★★☆(いろいろ盛りだくさんで、勢いがあって面白かったです)

「絶対にもう一度天文台へ帰ろうね、フィリエル。そして、いっしょにエディリーンのお墓へ行こう。ぼくが死ぬ前に必ず」

西の善き魔女2冊目。
今回はうって変わって女学園ものになります。
正直前回ファンタジーと思って期待して読んだらすごく期待をそがれたのですが、もうこれはこういう話なんだと思って読むと、なかなか楽しむことができました。やっぱり読書は楽しんだもの勝ちですしねー。

それにしてもこの本はすごい。10年以上前に書かれた話なのに、先見性があったというべきか、今でいう萌えとか属性のオンパレードです。

百合、BL、腐女子、宝塚、女装、幼馴染、ツンデレなどなど……。いろいろなものが詰めこまれていて、なんというか勢いがあります。
その勢いにのまれて、あっという間に読んでしまいました。
正直、やっぱりこれはファンタジーではないと思うし、(ファンタジー風少女小説だと思う)
そもそも作者様が学園物を書きたいっていって書いたものなので、なんというか、無理やり学園に入った感じがして、お話としてはやっぱり首をひねりたくはなります。

でも、なにより話が面白いのだったら、やっぱり読書にとって、こんなに良いことはないのだと思います。

それにしてもアデイルはユーシスとルーンに萌えなのか……。
私としてはユーシスとロットのほうが萌えるものがあると思うぞ。まあ、つまりそんなものなのですよね(笑)
こういうことを考えるだけ、私もそれなりに楽しんでいるということです。

にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村

拍手[0回]

西の善き魔女〈1〉セラフィールドの少女 (C・NOVELSファンタジア)
西の善き魔女〈1〉セラフィールドの少女 (C・NOVELSファンタジア)
  • 発売元: 中央公論新社
  • 価格: ¥ 945
  • 発売日: 1997/09

荻原規子 著 桃川春日子 イラスト
お勧め度★★★☆☆(面白くないわけではないけど、正直個人的には微妙。ファンタジーだと思って読むとがっかりでした。)

「あたしはお城様とは従姉妹かもしれないけれど、ルーンとはきょうだいよ」
少し考えて、ルーンは慎重に聞いた。
「兄と妹?」
「姉と弟よ」
「兄と妹だろう。世話を焼かすくせして」

「薄紅天女」の後に出た、荻原さんの新作だった本です。
西の善き魔女、というタイトルと、冒頭の歌、ファンタジーと読書を嬉しそうに語るあとがきの作者様から素敵なファンタジー小説なのかなぁー、と期待しながら手に取り読んだのですが、正直ファンタジーとして読むと、個人的には期待外れでした。
これは少女小説だと思います。まあ作者様はファンタジーと言っているので、敬意を表してカテゴリはファンタジーにしますが、これをファンタジーというのには抵抗が。

まず、作中に出てくる童話や文書の名前などを、シンデレラ、七匹の子ヤギ、ヘルメス・トリスメギストスと実在の物を使っていることにすごくがっかりしました。まあ多分この世界では、われわれ読者の現実にあるもの=異端という設定なのでしょうけど、それでもなぁ……。

あと、女王候補のアデイルお嬢様が腐女子だったのも、がっかりを通り越して絶望しました。
キャラクターやそれなりに魅力的ですが、一部に作者様の思い入れの強さみたいなものがにじみすぎていて、あまり冷静に描写できていないのでは? と感じてしまいます。

それでもそれなりに面白く、読ませる部分はあるし、情景が目に浮かんでくるようなところはさすがなのですが、やっぱりこれはあくまで少女漫画でしょう。
コバルトとか、ライトノベル系のレーベルの物語がお好きで、それでもいいという方は読むのもいいのではないでしょうか。

個人的に、やっぱり詰め込み過ぎで何がしたいのかいまいちよくわからないのが、なんとも残念です。
まあ、ユーシスやロットは嫌いじゃないので、きっと続きも読むんだろうけど。
 
にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村

拍手[0回]

最後の戦い―アーサー王宮廷物語〈3〉
最後の戦い―アーサー王宮廷物語〈3〉
  • 発売元: 筑摩書房
  • 発売日: 2006/04

ひかわ玲子 著 橋賢亀 表紙絵
お勧め度★★★★☆(アーサー王入門編に最適のシリーズ)

「本当に……どうしてこんなことになってしまったのだろう? あれほどに結束を誓いあった我ら円卓の騎士団であったのに」

ひかわ玲子さんによるアーサー王伝説の最終巻。なかなか面白く、続きが気になって一気に読んでしまいました。
前巻が華やかな宮廷模様や聖杯探索、恋物語などで彩られていたけれど、今回はどのページにも死と血のにおいが漂う凄惨な内容となっています。

ついに明るみにされた王妃ギネヴィアと騎士ランスロットの不義の愛、そこから二分にわかれる円卓の騎士、それを清算するための遠征中に、アーサーの不義の子モードレットが、キャメロットを乗っ取ったという知らせ……。親子はたがいに殺しあう最後の戦いへ……。
すべての悲しみを取り除くという聖杯はアーサー王の手の中にはないのか? 人々の願いもむなしく、キャメロットは没落していく……。

上記の抜粋はユウェイン卿のお言葉ですが、この物語のすべての人々の気持ちを代弁している言葉だと思います。
アーサー王伝説って、本当はとっても痛ましいお話しで、その伝説の本質のようなものを、ひかわさんは見事に書いているという印象でした。
その中に、オリジナルのキャラクターであるメイウェルとフリンが希望を信じ、残している……という感じですね。

アーサー王伝説を下敷きにした日本人が書いた物語としては漱石の、『薤露行』が有名ですが、実は本格的なものはそれ位しかなく、ひかわさんの試みは意欲的で、そうして成功しているのではないかと思います。

円卓の騎士が分裂し、親子や兄弟が戦わなければならない状況下の今回の話は、本当につらいです。
改めて本当に、人の心とはままならないものなんだなぁと思わせてくれます。

アーサー王初心者にはお勧めの一冊なので、ぜひどうぞ。本の装丁も美しいです。

ただちょっと言えばひかわさんの文体、やたら句読点が多いので少し疲れました。
でも、とてもいい本だったと思います。

にほんブログ村 本ブログへ
にほんブログ村

拍手[0回]


Copyright c Enchanted by Books マユリの本棚 2冊目。。All Rights Reserved.
Powered by NinjaBlog / Material By 人形首 / Template by カキゴオリ☆
忍者ブログ [PR]