高里椎奈 著 ミギー 絵
お勧め度★★★★☆(真勇伝になってからはなかなか面白いと思いますよ)
「あれは、グールの腹から生まれた呪わしき人の子」
フェンネル大陸真勇伝の4作目。次で終わりなのでクライマックスですねー。
真実を知りたいという気持ちから祖国ストライフに戻るフェン。しかし帰国したストライフ王国では陰謀が渦巻き…? フェンの秘密も明らかになる!
的なお話でした。
私はこのシリーズはあまり好きではなくて、ただ途中で放り投げるのが嫌だから最後まで読んでいるのですが、この巻はなかなかよかったです。たぶん作者がずっと書きたかったんだろうなあと思える巻だからでしょう。
でもあとがきの感慨深い作者様にはなんだか微妙な気分になってしまいました。そういう感慨深いのは最終巻でやればいいのに……。
ストライフ王国に帰還したフェンを、多くいる家族はフェンの予想に反して歓迎して迎え入れます。
時を同じくしてソルドからロカとアシュレイ、シスタスからクレノイアもストライフに。
しかし、家族はフェンを利用しようとしただけだった。真実を知ったフェンは……。
えっと、こういうのが好きな人もいるんだと思いますが、なんかやり取りがラノベというか同人誌みたいなんですよね。フェンとか相変わらず薄っぺらく感じるし。
何なんでしょう、やっぱりストーリーテリングなんでしょうか。書きよう次第ではいい話になるんでしょうがなんかいまいちに感じてしまう。
フェン自身は何もしてないのに英雄に祭り上げられて利用されるっていうのは、ある意味英雄の悲劇って感じもしないでもないですが。
フェンのお兄さんたちは個性派ぞろいで楽しかった。表紙は長兄のルース兄様と次兄のギル兄様ですね。
なんかこれ読んでると最初悪者っぽかったギル兄様が実はいい人だったオチが待ってそうな気がする……。どうなんだろう。
それにしてもフェンの口調は違和感を通り越して笑ってしまうのは私だけなんでしょうか。なんで悪人を前にすると水戸黄門みたいに「片腹痛い」とか「~にもとる」とか言い出すんだろう。武人だから?
あと、久しぶりの人が多くてうれしかったけど、人数が多くなりすぎて誰が誰だか……。
アシュレイは相変わらずでうれしかったけど、なんかロカはあほの子っぷりが強調されていて悲しい。
まあいろいろありますが、小説としては面白く読めました。
次で最終回なんですよね。
フェンの秘密と言い、どういう風に完結するのかが気になる。
ストーリーを忘れないうちに読みたいと思います。
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