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紅茶好きの管理人が読んだ読書の記録のためのブログ。ネタバレありですのでご注意ください。
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マユリ
性別:
女性
自己紹介:
Since2010.11.26
総読書感想数 430

読書と音楽とゲームとおいしいものと人形をこよなく愛する多趣味な人間です。
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本田透 著 前田浩孝 イラスト
お勧め度★★★☆☆(悪くないんだけど書き込み不足かな……)

(姉上を、力によって奪われた。アヴァロンは祈りによっては訪れない。この世界に本当にアヴァロンを実現させることができるもの、それは──力だ)
ならば、戦うしか、ない。

「円卓生徒会」などでやはりアーサー王物語を題材にしている本田さんが書いた、シリアスなほうのアーサー王物語です。通常アーサー王と称されるところ、タイトルが「アーサー帝」なのは、アーサーがブリテインからローマに進出してローマ帝国を征服し、自ら帝位に就いたという古いマロリー版などのエピソードから着想を得たとのことです。

感想は……、アーサーがオッドアイって所に思わず失笑してしまったり、ランスロットが少女のように可愛い金髪碧眼って書いてあったのに表紙がどうみても銀髪だったり、ガウェイン強いぜ! と思ってみたり……。
いろいろ突っ込みどころはあるのですが、それなりに楽しく読めました。

なかなか本格的で、シリアスな暗い雰囲気の話になっています。
物語は展開が速く進むのですが、そのおかげでキャラクターの書き込みと言うか、会話と言うか、掛け合いが不足している印象です。あんまりキャラクターにぐっとくるところがなくて、いれこめないのが残念なところでした。
あと、性的虐待とかそういう眉をひそめたくなるネタも多かったなあ。まあ、アーサー王伝説自体が結構インモラルなところがあるとも言えなくもないから、仕方ないのかもしれないけど。

この本では、ニミュエは男装の女戦士に、ベイリンが盗賊の首領として、登場するところが結構面白いかな。モルゴスはガウェインとは血がつながってなくてガウェインはク・フリンだし、ケルト神話っぽい隠し味がちゃんとあるのも○
あと、クルフッフも名前だけでてきましたね。本編に出てくるかなあ。

でも、なんだろう、性的な部分以外にも、いろいろと個性づけと言うか動機づけがほしかったような気が……。
たしかに面白い設定もあるけれど、あくまで従来のアーサー王小説を踏んでいるって感じでした。

あと、女性陣ではモルゴスがとてもクローズアップされているのがちょっと面白いと感じました。ここまでモルゴスを重点に置いているののもめずらしいかな……。モルガンとは双子と言う設定で、モルガン姉さまには安定感があります。あとケイ兄さんとマーリンの皮肉も安定感があっていい。グィネヴィアは正直幼女すぎた……。

書き込み不足というか、もっとキャラクター同士のやりとりとか友情とか愛情とかどろどろしたところが見たかった気もします。アーサーとランスロットの親友具合とか。
でも最後のほうはなかなかおもしろく読めたので、今後に期待かな。

それにしても、結構救いのないどろどろとしたところで終わってるので、これからどうなる? って感じでした。まあ、ブリタニアの運命を知っている未来の人間としては、どうなるってういうのはわかってるので、どうする!? って感じですが。

続きも読んでいきたいと思います。

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光の楽園〈1〉光道僧リュートガルト (C・NOVELSファンタジア)
光の楽園〈1〉光道僧リュートガルト (C・NOVELSファンタジア)
  • 発売元: 中央公論新社
  • 価格: ¥ 945
  • 発売日: 2011/04

涼原みなと 著 岩崎美奈子 絵
お勧め度★★★☆☆(3・5位。地味ながらも悪くはない感じです)

「……しかし。将来を嘱望される光道僧殿の初任地として、このアルバニノは分不相応ではありませんか?」
ヴィンガルもまだ、リュートガルトの横顔を見つめていた。その視線を充分に感じながら、リュートガルトは厳かな微笑を浮かべる。
「分不相応なことなどありません。バールの恩寵の光は、エデインすべてをあまねく照らしております」

書店で見かけて、なんとなく気になっていたもの。なんとなく、いま読んでた「足のない獅子」みたいな感じかなあと思った第一印象です(絵も同じ人だし)

優秀な学僧のリュートガルトは、高位の僧の資格である光道僧の資格を取りながらも、自らが招いた不祥事により田舎に左遷される。
その赴任した田舎で殺人事件が発生。同じく赴任してきたばかりの群長官イシン・ハガイに見込まれ、ともに捜査に乗り出すが……。

というような話。

個人的には雰囲気とかはすごく好感が持てる作品です。
しかし、いまいち地味だなあと感じてしまう作品でもありました。筆があくまで淡々と進む感じなので、感情移入ができないのかも知れません。
それでも、リュートガルトの女好きぷり(つまり破戒僧ぷり)と猫かぶり具合、しかしそれでありながら生きるには不器用で、心の優しい姿などは好感が持てます。

この話は本編が始まる前の列伝というか序章みたいな感じらしいので、世界観はよく練られてそうな奥行きを感じます。個人的には本編までなんとか刊行してほしいなあ。

推理物としてはあまり期待できない(というかしてはいけない)ので、そういうのを期待してる方は要注意です。個人的には、この地味な感じも含めて、好きな作風ですし、出版社的な色も出てると思うので、いろいろ言いながらも好きなんですけどねえ。

リュートガルトは最後旅に出ましたが、これから本編に出てくるのはリュートガルトとハガイどちらだろうか。
リュートガルトのいろいろな面を見てみたい気がするので個人的にはリュートガルトに出てきてほしいけど、出生的にひきがあるのはハガイさんだろうか。
なにより、この一冊だけで評価するのはもったいないシリーズだと思うので、次回作に期待。

どうでもいいけど、リュートガルトが男に襲われる設定は要らないと思いました。うん。

こういった雰囲気やあらすじに惹かれるものがある方は、読んでみても損のない一冊だと思います。

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竹河聖 著 いのまたむつみ イラスト
お勧め度★★★☆☆(興味のある方はどうぞという感じです)

「後悔はせぬ」
やがてイルアデルは呟くと、ベッドから下りた。
「後悔など、死ぬ時にすれば良いのだ」

風の大陸外伝3冊目。
今回はイルアデルとティーエ、ボイス、ラクシの4人の、本編が始まる前の話を描いた過去話集です。

うーん、面白かったんですが、なんというかいまさら感が漂うんだよなあと思いました。ティーエとイルアデルの話は本編でも散々言及されてきていたことだし、ボイスの話は何がしたいのかよくわからないし。というかボイス、いくら少年だとは言えにぶすぎないか。大丈夫なのか。

しかしティーエとイルアデルは魂の双子と言ってもまるでコインの裏と表のようですね。ティーエが陽の月ならイルアデルは陰の太陽という印象があります。こんな二人がこの後本編でどのように絡んでいくのか楽しみです。

この短編集で純粋に楽しかったのはラクシの過去編。
ラクシのお兄さんが出てきます。このハラド殿下、正統派の王族って感じで良いじゃないですか。
どことなくグイン・サーガのナリスに通じるものがありますね。
ラクシも普段はまるで少年だけど、本当は心優しい可憐な少女であるというのがわかって好感度高いです。3人の中ではラクシが一番好きかも。

風の大陸は好きだし面白いと思うのですが、物語全体に流れる雰囲気が清流のように、なんだかきれいすぎて、さらさらと読んだあとに内容が流れて行ってしまう印象があるのがちょっと残念なところ。

と言っても本編もアドリエ編は佳境なので、期待して読みたいと思います。


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竹河聖 著 いのまたむつみ イラスト
お勧め度★★★☆☆(3・5くらい。アドリエ編も佳境です)

「アウル・トバティーエ」
イルアデルの声には、怒りに隠したとまどいがあった。
「何を泣く」
「泣く……?」

風の大陸本編6冊目。イルアデルにとらえられたラクシを解放するために、ティーエはイルアデルのところに出頭します。
今回の巻は、登場人物の心の中とか感情がよくわかってよかった。みんながみんな苦悩しているのが悲しい。

とくにイルアデルは、本当に誰も信じることができていない。妹姫マレシアーナの心を計りかねないながらも愛してしまう孤独…。
そんなマレシアーナはイルアデルを憎んでいるし。「憎んで何が悪いの!」というセリフはなかなか強烈なものがありました。
ティーエとラクシとボイスがそれぞれ離れ離れで、、自分たち一人で成長していかないといけない状況なのかな、と思います。

それにしてもラクシは可愛い。女の子の恰好していてもこんなに可愛いなんてツボすぎる!口絵は眼福でした。

ボイスはマンレイドとらぶらぶしてるので、それってどうなのよ! とかちょっと思いましたが、外伝を読んでる身としてはなかなか感慨深いです。それにしてもバリカイ良いやつだな。というかそんなので大丈夫なのか!
アドリエ編もいよいよ終わりに近くなってきて、いろいろな登場人物が動いています。
今後の展開も見逃せません。

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星々の夜明け フェンネル大陸 真勇伝 (講談社ノベルス)
星々の夜明け フェンネル大陸 真勇伝 (講談社ノベルス)
  • 発売元: 講談社
  • 価格: ¥ 1,050
  • 発売日: 2010/07/07

高里椎奈 著 ミギー 絵
お勧め度★★★★☆(普通に読めるし、悪くはないと思います)

「テオがいたから、私はここまで来られた。いっぱい迷惑をかけて、テオが嫌いな王族だし、私に言われるのは嫌かもしれないけど──」
テオがいなかったら、フェンはきっと目を瞑ったままだった。世界に目隠しをされている事にも気付かずに、取ろうとも思わなかっただろう。
「ありがとう」

フェンネル大陸シリーズ最終巻。
まあいろいろ思うところはありますが、悪くはなかった!
相変わらずフェンは薄っぺらいとか、みんなきれいごとばかりとか、そもそも会話が唐突すぎるとか、なんか都合がよすぎるとかいろいろ思うところはあるのですが、昔のフェンがあって今のフェンがあるっていうのがわかるので、読んでいて悪くなかったです。
うん、この本は正直悪くなかったと思います。

高里さんは削って削ってこの文章書いているとのことですが、正直削りすぎだろうとかやっぱり思います。
だから終始物語に入り込むことは出来なかったけど、フェンの成長を感じられて満足かな。

それにしてもラスボス(?)ルース兄様なのかよ! 結構好きだったのに!
王族で異母兄弟だったら結婚してしまえばいいじゃん別に! とか思う私はだめなんですかね。

というかギル兄様影薄くないですかね?もうちょい書いてくれればいいのに! こういうところが削りすぎだと思うんですよね。想像の余地うんぬん以前に、入り込めない。
終わり方も、悪くはないんだろうけど、読者にゆだねすぎじゃないかなあと思います。

それにしても、表紙のフェンが笑顔ですね。笑顔のフェンって作中でもなんでもあまりなかったので、この笑顔が見れたことが、やっぱり物語も終わりなんだなあと思います。

いろいろ思うところのある物語ですが、悪くなかったので、読んでよかったなあとなんだかんだで思いました。
外伝は正直あまり期待していないのですが、機会があったら読もうかと思います。

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