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紅茶好きの管理人が読んだ読書の記録のためのブログ。ネタバレありですのでご注意ください。
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マユリ
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女性
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Since2010.11.26
総読書感想数 430

読書と音楽とゲームとおいしいものと人形をこよなく愛する多趣味な人間です。
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タランの白鳥 (福音館書店創作童話シリーズ)
タランの白鳥 (福音館書店創作童話シリーズ)
  • 発売元: 福音館書店
  • 発売日: 1989/05/25



(2012年感想76冊目)

神沢利子 著  大島哲以 絵
おすすめ度★★★★☆(透き通った、美しく悲しい愛の物語です。)


手をふり、声をあげ、子どもたちは白鳥をよんで野をかけた。
それは、かつてのむすめ、ヒシクラ・サッカ、二度とかえらぬあのむすめのしぐさ、そのままであった。(p188)



神沢利子さんの美しく悲しい創作童話ファンタジー。
図書館でなんとなく目がとまり、借りてきました。
これは、いいですね!
ツンドラ地帯を舞台にした。漁師の息子の男と、彼のもとを訪れ妻になった不思議な美しい娘との、愛と蘇りの物語になっています。
とにかく、文章がツンドラ地帯の冬のように冴え冴えとしていて、読んでいてぐっと世界観に引き込まれます。
物語も、どちらかというと悲しみが覆っているのですが、その悲しみさえも美しくて、胸を突かれます。
そして。絵もいいですね。この絵が好きな方は、手にとって損はない作品だと思います。美しく、繊細な絵です。
私は美しく不思議なむすめ、ヒシクラ・サッカが好きです。本当に、彼女の美しさ、異質さが描写の間隙から伝わってきて感激。
また、作中にふんだんに挿入される歌も、とても雰囲気があって素敵です。
個人的には、モコトルなにとる綺麗なよめご。って歌が好きです。

とにかく、悲しくて、美しくて透き通った湖のような。良質な物語です。
大人にも子供にも読んで欲しい、素敵な一冊となっています。おすすめ。

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翼の帰る処 上 (幻狼ファンタジアノベルス S 1-1)
翼の帰る処 上 (幻狼ファンタジアノベルス S 1-1)
  • 発売元: 幻冬舎
  • 価格: ¥ 945
  • 発売日: 2008/10/31

(2012年感想51冊目)

妹尾ゆふ子 著 ことき イラスト
おすすめ度★★★★☆(良質なファンタジー作品です)

「そなたの」
ヤエトの言葉を遮った声は、おそろしく低い。
ゆっくりと、皇女はくり返した。
「そなたの、望みはなんだ」
「隠居です」(p184)


妹尾ゆふ子さんの「翼の還る処」第一巻。
妹尾さんはなかなか良質なファンタジー作品を書くので、お気に入りの作家のひとりです。
魔法の庭が好きだったので、こちらも読むことにしてみました。

過去を視る力のある病弱で隠居願望のある尚書官のヤエトは、歴史すら存在しない見放された地域、北嶺に左遷される。そのすぐ後に、帝国の皇女がヤエトの上官(太守)として赴任してきて……?
というお話。

このお話は面白かったです!
まずはなにより、主人公ヤエトの設定がいい。病弱で隠居願望があって、厄介ごとには首を突っ込みたくないのに突っ込まざるを得ない状況に立たされてしまう損な役回り……。(というか中間管理職)
そんな彼の背負うものの重さと苦悩に、思わず胸がきゅんとしてしまいました。
物語はヤエトの過去を絡めて、ますます大きくなっていきそうな予感をはらみつつ下巻に。楽しみです。

何より、イラストのヤエトが素敵ですね。表紙の人がヤエトですが、こんなにイケメンだとは! あとは登場人物もみんな素敵でよかったです。
物語は大きくなりそうな予感をはらみつつ、まだまだどうなるかわかりません。ただ、注目は竜の血を引くという皇族たちの存在と、ヤエトの故郷である古王国の血脈でしょう。
それらがどんな役割を担うのか、大変楽しみです。

何よりヤエトの大人な感じのキャラクターがいい。そんなヤエトが皇女と同じく、暗闇が苦手だったりするのがたまらなくツボです。この巻の最後で、ヤエトは皇女の名前を知ってしまいます。そのシーンがよかった。妹尾さんは、美しい描写を書くのが得意だなあと思いました。
鳥で空を飛ぶ描写とかも美しくて好きです。

本当に良質のファンタジー作品だと思います。気になっている方がいたら、ぜひ読んでみてください。
おすすめ。

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風の大陸〈第7部〉祭礼前夜 (富士見ファンタジア文庫)
  • 発売元: 富士見書房
  • 発売日: 1993/03


竹河聖 著 いのまたむつみ 絵
おすすめ度★★★☆☆(3・5くらい。次の巻へ期待!)

「そして……そして……イルアデルさま」
ティーエは必死な面持ちで言う。
「魂の双児でもあるのです。あなたと、わたしとは……」(p47)


久しぶりの「風の大陸」です。
アドリエ編クライマックス直前ですね。なかなか、いろいろな邂逅がなされた巻でした。

やっぱり、このアドリエ編はアドリエの人たちがいいです。イルアデル、マレシアーナ、アナイナ、サダナフィン……。
彼らの活躍や存在感に比べれば、ティーエやラクシやボイスの存在もかすんでしまうくらいでした。
あと、私が気になるのはフィテスですね。イルアデルに死亡フラグが立ちまくっているので、忠実なフィテスがその後どうするかとか気になります。

それにしても、この物語はきれいすぎるなあ……。なんか、あまり毒がなくて美しすぎるので、そろそろ読んできて飽きが来ないこともありません……。それでも、続きが気になるし、読めるものなら最後まできちんと読みたいのですけどね。

あまり動きがない(静かな水のように流れていく)物語ですが、行きつく先が気になります。

今回の巻の中では、グラウルとティーエの邂逅、イルアデルとアナイナのやり取りが印象的でした。
随所に、印象的なシーンを持ってくる作家さんなので、続きが気になってしまうのですよね。

次でアドリエ編も最終回。少なくとも、この次とそのあとの外伝は読みたいなあと思います。(太陽帝国編は、どうしようかな……)

次の巻に期待の一冊でした。

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天山の巫女ソニン(3) 朱烏の星
天山の巫女ソニン(3) 朱烏の星
  • 発売元: 講談社
  • 価格: ¥ 1,470
  • 発売日: 2008/02/15

菅野雪虫 著
お勧め度★★★★☆(いろいろと展開の気になる一冊)

「ソニンはソニンだからさ」ミンが言いました。「天山の巫女だろうが、王子の侍女だろうが、何やってたって、あんたはあんただからさ」
うん、とソニンはうなずきました。
(きっとわたしはどんなことにも耐えられる。何を失ったって、わたしがわたしを失うことさえなければ、こうして新しい朝を何度でも迎えられるんだ)(p230)


菅野雪虫さんの「天山の巫女ソニン」シリーズの3冊目。物語も折り返し地点です。
今回の物語の舞台となる国は巨山(コザン)です。
巨山に赴いたイウォル王子とソニンを待つ運命は……!?

いやー、今回のお話も面白かったです! 一日で一気に読んでしまいました。
何より巨山の世継ぎの王女、イェラがとっても素敵でした。賢く、聡明な娘であるために大人びてしまい、心の奥底では友だちがほしいと願いながらもそうすることができない……。
とにかくキリッとしていて、とても素敵でした。
イェラとソニンが友だちになってくれるといいなあ、なんて思ったり。

今回はイウォル王子の成長も見ることができて良かったです。
ソニンとイウォルは、お互いに欠けているものを補い合い、また許し合う関係なのだなあと思いました。

今回は、そんなイウォル王子の過去が明らかになったり、お母さんの故郷に行ったりと、イウォル王子の背景も明るみに出てきた感じです。最初は子供っぽいと感じることの多かったイウォルも、徐々に大人になっていて、読んでいて成長を感じますね。

クワン王子も出てきて、何やら暗躍している様子……。気になります。
とりあえず三国を舞台にし終えた今後の展開が、どういったものになるのか非常に楽しみです。

このシリーズ、面白いです。図書館で借りてきては母と先を争うように読んでいます。
来月には外伝も出る様子。
題名から察するとイェラが主役でしょうか。これまた楽しみです。こちらも機会があれば読んでみたいと思います。
朱烏の星、というタイトルもとても素敵でした。

お勧め。

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天山の巫女ソニン  2  海の孔雀
天山の巫女ソニン 2 海の孔雀
  • 発売元: 講談社
  • 価格: ¥ 1,470
  • 発売日: 2007/02/27


菅野雪虫 著
お勧め度★★★★☆(面白かった。安心して読める面白さです)



「まあ、ソニンがいいならいいけどさ。ほんとに欲がないんだから。なんか、自分から苦労する道を選んでるような気がするよ」
「大丈夫。苦労する道を選んだとしても、不幸になる道は選んでないから」(p254)

菅野雪虫さんの「天山の巫女ソニンシリーズの2巻。
沙維(サイ)の国の末の王子イウォルは、江南(カンナム)の第二王子クワンに誘われて、江南に留学することになります。しかし、江南は沙維の国以上に陰謀が渦巻く国だった! またもや陰謀に巻き込まれるソニンの運命は……!?

というようなお話。

いやー、この話は面白かったです! ちょっと、展開に動きがあるまで結構かかるのが難点だったのですが、半分よりちょっと前くらいから急に物語が動き出し、一気読み間違いなし!1巻でクワン王子が気になっていたわたしとしては、今回はクワンがメインのお話だったので大満足でした。それにしても今回の「海の孔雀」というタイトルは、クワン王子のことだったのね。

ソニンはあんまり嫌みのない主人公なので、読んでいて本当に安心して読めます。ほんとう、小学校の教科書に載せたい物語です。
でも、子供向きだと思って読んでいると、結構鋭いことが書いてあって、ドキッとしてしまいます。そこがこの本の魅力かな。(というか作者さんの魅力でしょうか)

1巻で登場していた、ミンやイルギと言った人々も、引き続き登場していてよかったです。
イルギはソニンの義理のお兄さんになっていてびっくりした。そうしてミン、こういう子好きです。ソニンはこういう現実的でしっかりした子が友だちなのが本当に恵まれているな、と思いました。
しかし、前の巻に出てきた人が安定して出てくると、シリーズものって感じがするし、やっぱり嬉しいものですね。

逆に、今回ちょっと悲しく感じたのが、江南の王妃様でしょうか。まあ、こういう育て方をされてしまったことによる性格の悲劇なのでしょうが……。前の巻に出てきたレンヒと同じく、一歩間違えればソニンもこういう風に育っていたという、鏡のような存在なのかも知れません。

今回は、イウォル王子の活躍が少なかったのが残念といえば残念。でも、またまた気になる登場人物(リアンやセオ)が出てきたので楽しみです。
沙維、江南ときて、次の舞台は巨山(コザン)になるのでしょうか。そのあたりも楽しみです。

なかなかお勧めのシリーズです。

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