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紅茶好きの管理人が読んだ読書の記録のためのブログ。ネタバレありですのでご注意ください。
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マユリ
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女性
自己紹介:
Since2010.11.26
総読書感想数 430

読書と音楽とゲームとおいしいものと人形をこよなく愛する多趣味な人間です。
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黒い獣 (ハヤカワ文庫 FT―アイルの書 (75))
  • 発売元: 早川書房
  • 発売日: 1985/05

原題 The Black Beast
ナンシー・スプリンガー 著 井辻朱美訳 中山星香 表紙絵
お勧め度★★★★☆(私は大好きですが、賛否分かれる作品だと思うので、万人には勧めません)

アイルの書の4冊目。舞台は今までのアイルから<谷>へと移動します。
今までの三冊とはがらっと雰囲気の変わる話ですが、アイルの書のテーマというか、全体に流れる主旋律、エッセンスはのようなものは一番濃厚に感じられると思いました。

今回の主役はフレインかと思いましたがティレルですよね。血の繋がっていない兄弟ですが、血よりも濃い友情と愛情で結ばれているように感じました。狂気や盲目の中に覆われていますが、そこにあるのは紛れもなく優しい愛情だと思います。

凛とした美貌を持つ黒衣の狂気の王子ティレルと、それを一心に慕うフレイン。兄が愛する人にひどい仕打ちをしても、フレインは彼を許し一人旅に出ます。その最後は痛々しかったけれど、その行動の末に二人は改めて自分を自覚し、真の愛情を知ったのだと思います。

巻数を重ねるにつれて、女性の登場人物もとても魅力的です。

狂気の王子の復讐劇と書くと簡単そうに見えますが、描写がとてもリアルだと感じました。
ティレルの祖父が彼に言ったように、ティレルは間違いを犯したからこそ民に慕われるのだと思います。
狂気という暗闇の中に燦然と愛情が煌めく豪華な宝石箱のような話です。
アイルの書の中でも異彩を放ち、賛否分かれる今作ですが、私は大好き。

何かずっと長い事間違いを犯していたと自覚して、ふと許されたくなった時にお勧めの一冊です。

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にほんブログ村 よろしければぽちっとお願いします!追記は登場人物メモです。

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闇の月 (ハヤカワ文庫 FT―アイルの書 (71))
  • 発売元: 早川書房
  • 発売日: 1985/01

原題 The Sable Moon
ナンシー・スプリンガー 著 井辻朱美訳 中山星香 表紙絵
お勧め度 ★★★★☆ (アイルの書では一巻と並び実は一番のお勧めです)

アイルの書の第3巻。銀の陽に出てきたアランとリセの息子トレヴィンが主役の物語。
今までのシリーズの登場人物や地名が総出演と言った感じのお話ですが、だからと言って派手さや騒がしくはなくあくまでも魔法と癒しに満ちた作品です。
一巻では海に憧れ、二巻では海を恐れていた登場人物ですが、今回の3巻はまさに海が主役、海への航海のお話です。

しかし、海への憧れを胸に航海したトレヴィンがたどり着いたのは狼を崇拝する東の敵国で、彼はそこで奴隷として売られてしまいます。そんな彼を助けたのは一人の魔法使いで…。彼は無事再びアイルに帰り、アイルを脅かす狼どもを駆逐できるのでしょうか?

正直、私は今までの三作ではこの話が一番好きだと感じました。女史の書いたこのシリーズの女性の登場人物にはそこまで魅力を感じなかったのですが、この話に出てくるメグやメーヴは魅力的だと感じたかもしれません。
続くシリーズではトレヴィンとメーヴの間に生まれた人狼、デイルが活躍するわけですが、そういうつながりが、この作品はあくまでひとつの大きな作品として繋がっているんだと感じられて嬉しいです。

登場人物で言えばアランがだいぶ変わっていたのに対し、ハルがあまり変わっていないように感じたのは、アランのほうが父にも王にもなったからなのでしょう。そんな責任を担うアランが痛々しかったですが、最後は平安を見出せたようでよかったです。

心の平安を見出したい時にお薦めの一冊。


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追記は登場人物メモです。

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銀の陽 (ハヤカワ文庫 FT―アイルの書 (70))
  • 発売元: 早川書房
  • 発売日: 1984/12



原題 The Silver Sun
ナンシー・スプリンガー 著 井辻朱美訳 中山星香 表紙絵
★★★☆☆(3・5くらい。お勧めですが、私は読むのにすごく時間がかかってしまいました)


ブログ開始の第一冊目の記録となるのはファンタジーの名作、<アイルの書>の第二作に目に当たるこの本です。25年以上前に書かれた作品ですが、今でも色褪せない、今だからこそ読んでほしい作品です。

物語の舞台はアイルと呼ばれるケルトの雰囲気漂う島。人々から恐れられている<森>で出会ったハルとアランという二人の青年の物語です。
アイルの書の特徴は、男同士の強い友情と絆を描いているところだと思います。旅の途中でハルもアランも恋に落ちて生涯の伴侶(メンドール)を見つけるけれど、彼女たちも二人の友情に入ることは出来なさそう。
と言っても今言われているBLという類のような印象を受ける書き方ではないと思います。

ハルは実はアランの父親が死ぬ原因を作った張本人だったり、アイルの地を救うと呼ばれている王となる人がアイルの地一番の暴君の息子だったりと、ともすれば憎しみになりかねない状況から、本当の友愛へと発展していく物語です。

銀の陽はハルが負っている多くの傷に象徴されるように、どこか哀愁とも郷愁とも取れる痛々しさが全編に漂っていますが、その痛みはどこか心に入り込み、癒しを与えてくれる優しい物語です。
現実を忘れて一息つきたい時にお薦めの一冊。

アイルの書一番の長さを誇る本作なので登場人物も一杯出てきます。馬にも個性があるのですが、この馬が個性的で活き活きとしています。エルフの馬であるハルの愛馬のアルンデル、器量はよくないけれど主人思いのアランの愛馬アルフィー、ハルの恋人ローズマリーの馬であり、穏やかな気性の雌馬アスファラ、名前の通り激しく駆け抜けていくナイトストーム。

登場人物の名前にはきちんと名前の意味が定められており、名前マニアの私としては嬉しいところです。
現在は絶版となっていますが、どこかで見かけたときには是非手にとってほしい一冊です。

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