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紅茶好きの管理人が読んだ読書の記録のためのブログ。ネタバレありですのでご注意ください。
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マユリ
性別:
女性
自己紹介:
Since2010.11.26
総読書感想数 430

読書と音楽とゲームとおいしいものと人形をこよなく愛する多趣味な人間です。
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ドラゴンランス 1 廃都の黒竜 (上) (角川つばさ文庫)
ドラゴンランス 1 廃都の黒竜 (上) (角川つばさ文庫)
  • 発売元: アスキー・メディアワークス
  • 価格: ¥ 798

原題 Dragons of Autumn Twilight
マーガレット・ワイス & トレイシー・ヒックマン 著 安田均 訳 ともひ 絵
お勧め度★★★★☆(すごくいい本だと思いますよ! 一度は読んでほしいシリーズ)

「タニス、森羅万象はどのくらい確実でしょうね?」魔法使いが答えた。「ぼくには次の呼吸も確実ではありませんよ。でも、行くならどうぞ。生あるものが出られたことのない森へおいでなさい。死は生命にとって大きな確実性を持つものですからね」
ハーフ・エルフの胸に、レイストリンを山腹から放り投げたい気持ちがわきあがった。

私の大好きな本の一つであるドラゴンランスのつばさ文庫版。今回は何度目かの再読。しかも傍らには原書を置いて。
アメリカではベストセラーのシリーズで、100以上の本が今も出続けています。
日本でもたびたび出版されて、そのたびにファンタジー好きの心をつかんできた作品です。

とにかく、いささか公平な書評や感想は書けないかもしれないですが、何度読んでも面白い作品だと思います!
この版の特徴は、他の版に比べて訳文が多少手直され、より読みやすくなっていることと、好き嫌いはわかれるでしょうが挿絵が入っているので臨場感が出ること、巻末には種族やモンスターの図鑑が載っていること、でしょうか。
この本からファンタジーに触れるすべての人に優しい設計になっています。

ドラゴンランスと言いつつ、この本では実際にはドラゴンが出てこないのがちょっとさみしいですけど、人間の感情や関係性、物事の本質などが鮮明に描かれています。
すべての本が好きな方に、一度は読んでほしいシリーズです。

騎士、エルフ、ドワーフ、魔法使い。日本のゲームにも多大な影響を与えた作品ですが、王道の設定の中にも微妙に「外して」いるところがあるのがやっぱりたまりません。
続刊を待っているんだけど、どうなるかわからないところだけがちょっと残念です。

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さいはての島へ―ゲド戦記〈3〉 (岩波少年文庫)
さいはての島へ―ゲド戦記〈3〉 (岩波少年文庫)
  • 発売元: 岩波書店
  • 価格: ¥ 798
  • 発売日: 2009/02/17

原題 The Farthest Shore
アーシュラ・K・ル=グウィン 著 清水真砂子 訳
お勧め度★★★★★(王子アレンの成長と、それを見遣るゲドの眼差しが素晴らしいです)

「今や、アレンの奥深いところで眠っていたものが目を覚ました。それを目覚めさせたのは遊びでもなければ夢でもなかった。それは人に対する敬意であり、迫りくる危険であり、そして知恵だった。傷跡の残る顔と、静かな声と、無造作に杖を握る黒い手だった。(中略)子どもから大人への第一歩は、いつも、こんなふうに、なんの準備も警告もなしに、過去を振り返ることも、未来を思うこともないままに、ある日まったく突然に踏み出されるものだ。 」

ゲド戦記3冊目。ジブリで映画化されたのは、このあたりのストーリーですね。
2巻から20年以上の時がたち、ゲドはすでに壮年の男性です。
身体は衰え、いかな大賢人であっても、われわれと肉体的には変わることはありません。それは少し悲しいことだけれども、同時に何かとても安心します。
17歳の王子アレンはゲドに、世界の異変を伝えに訪れ、彼に抱いたほとばしるような敬愛の念から、そのまま旅に供として付いてきます。でもこの旅はアレン自身の旅で、供なのはゲドなのかもしれない……。

最初は敬愛するゲドに声をかけられ有頂天だったアレンが、ゲドの背負う苦しみを共に背負う事で本当の尊敬と愛情を学び、最後はゲドを背負い、最果ての島で誰に祝福されるでもなく勝利とは何であるかを知り、それを手にする…。

このアレンの成長が、この巻では一番の魅力だと思います。
もちろん、ゲドは奥の深い話で、その一語一語をかみしめて読んでしかるべきものだと思っています。だから、再読したらまた別の魅力に気付くかもしれません。
とにかく、この作品は、暗闇の中の岩から湧きいずる泉のような、そんな喜びと感動をもたらしてくれるものだと思います。
アレンも指摘した通り、ゲドはめったに魔法というものを使いません。でも、本当の魔法使いとは、魔法の何であるかを知り、それを乱用しないものなのかもしれないですね。

とにかく、とても感動した一冊でした。

それにしても、アレンのレバンネンって名前は、ナナカマドって意味だったのか……。

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タラン・新しき王者 (児童図書館・文学の部屋 プリデイン物語 5)
  • 発売元: 評論社
  • 価格: ¥ 1,890
  • 発売日: 1977/02

原題 The High King
ロイド・アリグザンダー 著 神宮輝夫 訳 エバリン・ネス 表紙絵
お勧め度★★★★★(なんと言うか、人生の宝物です)


「さらに年月が流れ流れて、かれらのことが遠い思い出になったとき、多くの人びとは、タラン王やエイロヌイ王妃やその仲間たちが、ほんとうにこの世にいたことをうたがい、子どもをよろこばすために書かれた夢物語にすきないと思うようになった。そうして、やがては、吟遊詩人のみが信じるばかりになった。」

プリデインの最終巻。この巻では死の王アローンの軍勢やアローンその人との戦いが描かれます。
今まで出てきた登場人物たちが総出演で、それぞれがそれぞれの決断をし、戦いをし、役目を果たします。

もうとにかく、プリデイン物語を読みはじめたのはちょうど一カ月前なのですが、この本に出会えてよかったと心から思えます。
それほどまでに、この物語は色あせることなく、今も私たちに語りかけてきます。
戦いは激しく、多くの死傷者が出ます。それはとっても悲しいことなのですが、最後の最後でタランが、その悲しみのために決断をして、そうして皆と別れるシーンは、本当に感動します。

プリデインはファンタジーだけど、作者様はファンタジーの登場人物が味わう苦悩や決断は我々のそれと変わりがないと信じています。だからこそ、プリデインは私たちの心をこんなにも打つのだと思います。
色々な苦しみや決断をタランたちと味わってきたけれど、上記に載せた最後の一文を読んだときに感じたものは喜びであり、感動でした。

とにかく、古い本ですが本当に素晴らしい本です。
大人になってからでも十分に楽しめる本だと思います。
読まれたことのない方は、ぜひプリデインへの扉を開いてみてください。
もう、本当にお勧めの一冊です。

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旅人タラン (児童図書館・文学の部屋 プリデイン物語 4)
旅人タラン (児童図書館・文学の部屋 プリデイン物語 4)
  • 発売元: 評論社
  • 価格: ¥ 1,890
  • 発売日: 1976/06

原題 Taran Wanderer
ロイド・アリグザンダー 著 神宮輝夫 訳 エバリン・ネス 表紙絵
お勧め度★★★★★(タランの内面の旅として、奥深く興味深いです)

プリデイン4作目。
王女エイロヌイへの愛を自覚したタランは、彼女に求婚するに当たり、自身の出自が不明瞭であることを恥じ、自らの出自を求めてはるか遠くまで旅に出る。そこでタランが見出したものとは…。という話です。

今までプリデインの存亡や危機にかかわる冒険をしてきたタランが、それらの一切を離れて、ただ自分自身のために冒険するこの巻は、今までのような壮大さや冒険はないけれど、それだけに味わい深く奥の深い作品です。
自分自身の一番の敵は自分であり、タランの旅というのは今までで最も悩みが多く、内面的な物になります。
個人的な見どころは、タランがタランの父親だと名乗る男と過ごす夏から始まる事件の事。
こう言った、今までにはなかった日々の暮らしの糧を得て過ごすタランというのは、新鮮で、とても考えさせられました。
今回の旅は、エイロヌイやギディオンは想い出の中でしか出てきません。
それがとてもさみしいことでもあるのですが、タランはそう言った友人たちの助けや導きを借りずとも、冒険に出られるような立派な青年になったのだと思うと、本当に感慨深いです。

吟遊詩人の歌に語られるような英雄的行為よりも、日々の暮らしの方がずっと偉大なのかもしれないですね。
味わい深い一冊で、最後の一冊も楽しみになりました。

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タランとリールの城 (児童図書館・文学の部屋 プリデイン物語 3)
  • 発売元: 評論社
  • 価格: ¥ 1,890
  • 発売日: 1974/07

原題 The Castle of Llyr
ロイド・アリグザンダー 著 神宮輝夫 訳 エバリン・ネス 表紙絵
お勧め度★★★★★(ちょっと短いですが、エイロヌイを主軸とした素敵なお話です)

プリデイン三作目。
王女エイロヌイが自分の故郷に帰ることになり、送り届けたタランや、靴作りに姿を変えたギディオン、ついてきたフルダー・フラムとなどと共に魔女アクレンの陰謀に巻き込まれていくことになる、
という話。
作者様が前書きでおっしゃっているように、タランがエイロヌイへの気持ちを自覚する、ちょっとロマンチックな雰囲気の一冊。
タランの恋のライバルのルーン王子の登場や、エイロヌイを大切に思うタランの心の葛藤、そしてエイロヌイ自身の選択と決断による成長などが描かれます。

ちょっと言いたいことがあるとすれば、アクレンがアローンの奥さんだったって言うのにびっくりしたり。
私のお気に入りはルーン王子。本当どうしようもなく滑稽で、ちょっとイライラするんだけど、悪気はないし、何より彼なりに責任とコンプレックスを抱えていて、冒険の中で成長してタランと友情を結ぶ過程は感動。
プリデインを読んでると、なんだか自分も成長するような気持ちになれます。

出てくる登場人物の中でその後の行方がわからない人もいますが、それは次巻以降に期待ということで。
とにかくプリデインは、本当に素晴らしい物語だと思います。40年以上昔の物語がまったく色あせることなく存在するというjことは、本当に遺産なのかもしれないですね。
残り2冊も楽しみに読みたいところです。
 
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