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紅茶好きの管理人が読んだ読書の記録のためのブログ。ネタバレありですのでご注意ください。
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マユリ
性別:
女性
自己紹介:
Since2010.11.26
総読書感想数 430

読書と音楽とゲームとおいしいものと人形をこよなく愛する多趣味な人間です。
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ヒーラーズ・キープ (下) たましいの砦
ヒーラーズ・キープ (下) たましいの砦
  • 発売元: あかね書房
  • 発売日: 2004/05

(2012年感想64冊目)

原題 The Healer’s Keep
ヴィクトリア・ハンリー 著 金原瑞人 石田文子 訳 横田美晴 絵
おすすめ度★★★★☆(やっぱりこのお話は好きなお話です)
 
「あたしたちがなにをみて、どこへいってきたかという事実は変えられないもの。それはあなただって同じよ。なにもかも、もう変わってしまったのよ」(p290)

ヒーラーズ・キープ下巻。
上巻を読んでからだいぶ間があいてしまいましたが、ようやく読了しました。
はたしてドージャンとミーヴの姉弟は出会うことができるのか? ミーヴは追っ手から逃れることができるのか!? ヒーラーズ・キープの運命は? など、気になることが目白押しの一冊となっています。

読んだ感想としては、この話は個人的には大好きです!
ヒーラーズ・キープ(癒しの砦)という題名の通り、この物語を流れる根底にあるものは癒しであり、その癒しを行うための愛であり、戦いであります。この話を読んでいると、何となく心が癒されていくような、そんな温かさがあります。
ミーヴ、サラ、ドージャン、ジャスパー、という四人の男女が共に旅をし、お互いのために頑張る姿は素直にドキドキするし、とても面白いです。特にジャスパーがとっても格好良かった。ほかの3人のように特殊な力を持たなくても、彼の存在のために何度一行が助かったことか。ジャスパーの最大の武器は、ミーヴに対する愛ですよね。この二人は最後本当に幸せそうでよかったです。
 
悪役も魅力を放っていてよかった。モーレン侯やバーンなど、悪役なのに冷たく妖しい魅力があり、思わず惹きつけられてしまいました。それに、ヒーラーズ・キープには様々な癒し手がいますが、主人公たちの癒しの力が戦う癒しであったり、夢の癒しであったりするのがなんとも面白く、またなんとも幻想的な雰囲気があるところにもよかったです。

なによりも、過酷なのにどこかきらきらとしていて、美しい物語で、そういうところがお気に入りです。この作者の話はやっぱり好きだなあ。「水晶玉と伝説の剣」も読んでみたいな。
オーソドックスな光と闇の物語でありながら、どこかそれだけではない、とても素敵な物語となっています。私は大好き。おすすめです。

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アレクシア女史、倫敦で吸血鬼と戦う (英国パラソル奇譚)
アレクシア女史、倫敦で吸血鬼と戦う (英国パラソル奇譚)
  • 発売元: 早川書房
  • 価格: ¥ 840
  • 発売日: 2011/04/08

(2012年感想63冊目)

原題 Soulless
ゲイル・キャリガー 著  sime 表紙絵
おすすめ度★★★☆☆(ちょっと想像していたのと違かったかもしれません)
 
「おれに挑戦する つもりか、マコン夫人?」
(中略)
「いつだってそのつもりよ」(p391)

早川文庫FTから刊行されているシリーズ。
刊行当初から気になっていたものを、やっと読むことができました。なにが気になったって、その題名、表紙、雰囲気ですね。これだけで手に取ろうと思った方は、きっと私のほかにもいるのではないでしょうか。本当、パッと見の雰囲気は素晴らしいものがあると思います。
 
しかしその分、実際読んでみた中身はちょっと想像していたものと違うかも。ファンタジーとかSFっていうより、ロマンス小説ですね。マコン卿との最初からのやり取りに、にやにやが止まらない反面、そういった描写があまりにも多いので、ちょっと辟易してしまいました。
主人公のアレクシア・タラボッティ女史は26歳のオールドミスで、イタリア人の血を引いている。おまけに魂がない。いつもパラソルを持っている。それが、われらがヒロインのアレクシア女史ですが、これも想像していた人物像とは、またちょっと違かったかも。ヴィクトリア朝の女性って難しいですね。

その他、マコン卿やその副官のライオール教授、そうして吸血鬼のアケルダマ卿など、脇を固める男性陣は魅力的です。まあ、その男性陣がこぞってアレクシアに好意を持っているのも、ちょっとハーレクインっぽいかな、と思った理由なのですが。
私が好きなのはアケルダマ卿ですね。ちょっとうざいのですが、なんだかその独特な雰囲気が癖になってしまいました。 ただ、どうしてもちょっと期待していたものと違うのが残念でした。じゃあどんなものを期待してたのかと言われると困るのですが、文体も自分にはあわなかったかなあ。それでも、ユーモアがあって面白いので、一日で読んでしまったのですが。

実際に読んでみての好き嫌いはあると思いますが、興味のある方はまず読んでみてはいかがでしょうか? と思う1冊。私には微妙でしたが、お好きな方はお好きなはずです。

ちなみに、本国では漫画も発売されているとか。アマゾンで購入できるので興味のある方は、そちらと合わせて読んでみることをお勧めします。 漫画のリンクも張っておきますね。
 
Soulless: The Manga (Parasol Protectorate)
Soulless: The Manga (Parasol Protectorate)
  • 発売元: Little, Brown Young Readers
  • 価格: ¥ 1,193
  • 発売日: 2012/03/01

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トロール・フェル〈下〉地底王国への扉
トロール・フェル〈下〉地底王国への扉
  • 発売元: あかね書房
  • 価格: ¥ 1,365
  • 発売日: 2005/02


(2012年感想59冊目)

キャサリン・ラングリッシュ 著 金原瑞人 杉田七重 訳
おすすめ度★★★☆☆(3・5くらい。一気に読ませてくれる作品でした。)

「だけど、それじゃあ、あたしたちじゃなくなっちゃうわ!」
ヒルデがぎょっとしていった。すっかりとりみだして目をきょろきょろさせている。
「人間として考えられなくなるんなら、あたしたちは人間じゃなくなっちゃう。心はトロールになってしまうのよ!」(p192)


ラングリッシュのトロール・フェル下巻。更新は間が空いてしまいましたが、実質には上下巻合わせて一日で読んでしまった作品です。
正直、北欧を舞台にしているという点以外あまり好みの作品ではないのですが、それでも一気に読ませられる面白さと読みやすさと勢いがありました。ラングリッシュがうまいのでしょうね。

下巻はいよいよトロールの地底王国で結婚式が行われます。はたしてペールとヒルデの運命やいかに……!?

上巻から、世界名作劇場みたいだなあと思っていたのですが、下巻もまさにそんな感じです。といっても、上巻がペールが不幸でかわいそうだったのに対し、下巻はペールも幸せになりめでたしめでたしで終わるのもよかった。本当に最後はハッピーエンドで、そこがまたいい。上巻であきらめかけた人も、最後まで読んでほしいなと思いました。

こういった話にしては珍しく、恋愛要素も控えめなのが意外でした。ペールとヒルデはあくまで友人だし、最後も一緒に暮らすことになっても、それはあくまで家族としてである……。
でも、これからの発展を十分に感じさせられて、そういうところはいいですね。
この作品、トロール・ミルという続編もあるっぽいいので、ちょっと気になります。機会があったら読んでみようかな。その時は、二人の関係性の変化に期待したいと思います。ヒルデが強くて、とても素敵なんですよね。ペールも頑張ってたけど、ヒルデのほうがより一層頑張ってたと思います。

なにか今までとちょっと変わった児童書が読みたくなった時にお勧めの一冊です。

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トロール・フェル〈上〉金のゴブレットのゆくえ
トロール・フェル〈上〉金のゴブレットのゆくえ
  • 発売元: あかね書房
  • 価格: ¥ 1,365
  • 発売日: 2005/02


(2012年感想58冊目)

キャサリン・ラングリッシュ 著 金原瑞人 杉田七重 訳

おすすめ度★★★☆☆(3・5くらい。北欧神話の香りただよう一作。)
 

「そうなんだよ、ヒルデ。やつはあれがほしくてたまらないのさ」
ラルフがうれしそうにいった。
「トロールの宝なんだ。父さんに幸運を授けてくれるんだ!」
「授けるのは不幸のほうよ」(p51)


図書館で、どうにも気になって借りてきた一冊。ラングリッシュの処女作です。

ペール・ウルフソン少年は、父親を失った。葬儀の日に、意地悪な双子の叔父が、ペールを引き取りに来て、そのまま連れて行かれた。
意地悪なバルドルとグリムの叔父兄弟は、ペールをさんざんこき使い、その一方で、何やら企んでいるらしく……。
トロールの結婚式!? でも、それって自分に何の関係があるのだろう……。
ペール少年の物語の始まりです。

何より、ペールがかわいそうというか、不憫というか、とにかくおじさんたちが本当に意地悪です。乱暴で、強欲で、怠け者で……。
物語も、おじさんたちと同じくらい乱暴なものを感じます。それでも、ペール少年とトロールのことが気になって、一気に読んでしまいました。
どこか暗い雰囲気はあるものの、読みやすい1冊です。まあ、児童書コーナーに置いてあった1冊なので、なんというか、世界名作劇場とか、そういったものに近いノリを感じますね。

最初は、とにかくペールが不憫で、このまま続くのかと思ったら、少女ヒルデの登場によって、救われた気持ちになります。そんなヒルデとともに、ペールはトロール王国に奴隷として差し出されてしまうのか!? 非常に気になる処で終わっているのも憎いですね。

また、この物語の特徴は、登場人物の多くが北欧の神話やサガなどから名前を付けられていることでしょう。
ヒルデ、エイリク、バルドル、ロキ、などなど……。
これだけで、一気に物語が神話のように思えてくるから不思議です。

とにかく、一気に読ませる力のある作品だと思います。
トロールは不気味だし、家に住む妖精ニースやグリーンティースなどといった妖精たちもどこか不気味で、魅力的です。
なんとも北欧の香りがただよう一冊。
北欧が好きな方なら、読んでみるのもありかな、と思いました。

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ドラゴンランス(3) 氷壁の白竜
ドラゴンランス(3) 氷壁の白竜
  • 発売元: エンターブレイン
  • 発売日: 2002/05/31

(2012年感想53冊目)

原題 DragonLance Chronicles -Dragons of Winter Night
マーガレット・ワイス&トレイシー・ヒックマン 著 安田均 訳
おすすめ度★★★★☆(4・5くらい。何度も読み返した名作です)

「与えられた愛を否定したり、失うのが怖いからといって愛を与えるのを拒んだりしたら、われわれの生は虚しくなり、失うものはいっそう大きくなってしまいます」(p217)


私の大好きなファンタジー小説、ドラゴンランス戦記の3冊目。原本2冊目の最初の部分に当たります。
この本は、二つの愛の物語です。

パックス・タルカスからの難民を連れて、うるわしの都タルシスに向かった一行。しかしタルシスで、絶望的なドラゴンの襲撃にあい、パーティは分断されてしまう。
「今生の訣れとなる定めの……」とレイストリンにささやかれる中、いったいこの旅路はどうなってしまうのか?

といったようなお話です。

この話はもう大好きで大好きで、何回読んだかわかりません。アルハナとスタームの恋、ギルサナスとシルヴァラの恋、この物語のハイライトとなる二つの恋はどちらも悲しく、甲乙つけがたいものです。そこに、タニスとローラナの愛やリヴァーウィンドとゴールドムーンの愛、キャラモンとティカの愛などが重低音を奏でかなかさなり、この本を素晴らしい愛の物語にしています。

特にギルサナスとシルヴァラがお互いの気持ちを確かめあうシーンは、作者も言っていたとおり、最高のシーンの一つだと思います。本当に好きです。

私は常々、ドラゴンランスは愛の物語だと思っているのですが、この本を読んでいると本当にそう思います。
今まで険悪だったパーティが、それぞれ友情を表現していったり、自分の道を進んでいったりする様もいいですね。
久しぶりに読んだら、レイストリンがとても好きになりました。今までそうでもなかったのにな……。変わったなあと思います。

ドラゴンランスのすべてを肯定するわけではありませんが、心から面白いシリーズだと思います。
おすすめです。

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